【成田山書道美術館】『福田丞洲展』が2026年8月25日(火)~10月12日(月)まで開催!書をもって全国に知られ、千葉の美術界を大いに盛り立てた福田丞洲の書業に迫る!『千葉県書道協会役員展』も開催!

福田丞洲展では書をもって全国に知られ、また千葉の美術界を大いに盛り立てた福田丞洲の書業に迫る! また、福田丞洲展にあわせて千葉県書道協会役員展を開催。戦後約80年にわたり千葉県の優秀な作家が参加する団体として活発に活動を続けている。両展覧会で中央書壇の枠組みを超えた千葉の書の魅力を紹介する。

 

『福田丞洲展』『千葉県書道協会役員展』『小企画:館蔵の拓本』3イベント同時開催!

福田丞洲展では書をもって全国に知られ、また千葉の美術界を大いに盛り立てた福田丞洲の書業に迫る。また、福田丞洲展にあわせて千葉県書道協会役員展を開催する。千葉県書道協会は昭和22年に設立された団体で、戦後約80年にわたり千葉県の優秀な作家が参加する団体として活発に活動を続けている。両展覧会で中央書壇の枠組みを超えた千葉の書の魅力を紹介していく。

「福田丞洲」とは

昭和3年東京に生まれた福田丞洲は、その後父の出身地でもある群馬県で幼少期を過ごした。その後、叔父浅見喜舟に請われて千葉入りし、喜舟が主宰した書星会の法人化に尽力した。書星会が社団法人の認可を受けると理事、事務局長となり、自身も書の道に入る。喜舟と起居を共にすることで見て学んだ書は何よりの手本となり、35、36年の千葉県展での知事賞連続受賞、40年の日展初入選に繋がった。40年代には第1回の書壇記者会ゴールデンリボン準賞、第2回の特別賞に輝き、次代を担う有望作家として名を馳せた丞洲は、毎日書道展、読売書法展でも審査員として活躍。肉筆から学ぶことを重視し、宋代から明清に至るまでの古今の書を渉猟した丞洲は、特に米芾、蘇軾らの書を追求し、力強く生気にあふれた自らの書風を確立した。実務派としても知られ、その交流は書道界のみならず、千葉県美術会や千葉市美術協会においても長年にわたり中心となって会をまとめるなど、千葉県の美術界に大きな足跡を遺した。

■会期:2026年8月25日(火)~10月12日(月)
■休館日:月曜日(休日の場合は開館し、翌平日)
■開館時間:9時~16時(最終入館は15時半)
■入館料:
・大人:500(350)円
・高・大学生:300(200)円
・中学生以下:無料
※()内は20名以上の団体料金
■交通:JR・京成成田駅下車 徒歩25分またはタクシー

福田丞洲「風神雷神」 1998年 古稀記念福田丞洲展 二曲半双屏風

 

関連事業:座談会『福田丞洲先生の人と書について語る』

■開催日:2026年9月26日(土)14:30~ 40分程度
■聴講料:無料(入館料が別途必要です)
■補足:座談会終了後に担当学芸員による作品解説会がございます。

福田丞洲「老子語」 2000年 書星十五人展 一幅
釈文:万物之母。老子語。丞洲。

福田丞洲「王禹偁詩 村行の一節」 2007年 太玄会書展 一幅
釈文:万壑有声含晩籟。数峰無語立斜陽。丞洲。

 

【現在の展覧会】

「読んで、観る」 2026年8月9日(日)まで
■詳細:https://www.naritashodo.jp/?p=12598
■展示内容:
書は言葉を媒介にした造形芸術です。人の心情は、文字・言葉としての意味にだけではなく、その書きぶりにも含まれている。
書を楽しむ方法は様々で、感じたままに好きか嫌いか、紙面の構成や墨色、運筆等に注目し、何が書かれているか問わずに観る方法もあるが、やはり「読んで、観る」ことが一番。書き手自身の言葉や自詠の歌、好きな文字や共感できる詩歌など、選文には書き手の人間性が如実に表れる。書かれた言葉と、筆跡に表れた言葉にならない心情とを合わせ見ることで、活字にはない、書き手の体温を感じることができる。
今回は、自詠の書や相手へ想いを伝える手紙、「漢字仮名交じり書」「調和体」「詩文書」等と呼ばれる今日の言葉を題材にした作、「飲中八仙歌」や「いろは歌」「百人一首」など同じ選文を用いた様々な作家の作品を展示。一点ずつ内容を読み、理解しながら各々が言葉に託した表現を楽しんでいただきたい。

 


【巡回展】

「戦後日本「新しい書」のかたち」

■前期:2026年7月4日(土)~8月16日(日)
■後期:2026年8月20日(木)~9月27日(日)
■詳細は、徳島県立文学書道館HPへ:https://www.bungakushodo.jp/
■補足:「展示解説」や「中高生向け鑑賞ツアー」などのイベントもあります。

この記事を書いた人

黒井 日夏
黒井日夏です。秋葉原は土日祝日のどこかで出現しています。最近はぶらりと遠征に出かけて写真レポートをアップしたりします。東京在住。