秋葉原の闇(メイドカフェ業界)


rp_PB300184秋葉原には幾つもの「噂」程度ではあるがあまり好ましく無いモノも多い。その中でも今回は秋葉原と言えばメイドカフェ、と連想されるくらいに多くの店がある「メイド」の裏事情に関して聞き取りを行なえたので実態を伝えて行きたいと思う。本記事が全てではなく、とある事情に置いて「そのような事例があった」という意味で見て頂きたい。

 

メイドカフェ、華やかさと裏の姿

今回、秋葉原から少しはなれば某場所で関係者から話を直接聞く機会を戴いた。その内容は労働基準法違反だけではなく、食品を扱う者として、普通の社会人としてコンプライアンス(法令遵守)上も許されるべきではない事象が幾つも表に出て来ていない事が分かって来た。その1つ1つを見て行く事にする。rp_PB300184

 

 

契約の無い労働、求人票の嘘

メイドといえども現在の日本では通常の労働者であり、お店とメイドとの間では雇用契約を締結し、それに沿った労働の提供と対価の支払いが行なわれるのが普通である。しかしながら、一部のメイド店舗では実際にメイドが働き始めてから契約を結ばず労働をさせている店舗がある。今回伺った話では、数ヶ月の間に渡り契約無しで働いていたとの事だ。契約前に働いているメイド側にも非はあるとは言え、若い女性労働者よりも知識も経験もある店舗側が雇用契約無しに勤務させる実態がそこにはあった。さらには求人の際の条件を反故にする事例も伺った。今回伺った話で出て来たのは「チェキ」に関する話だ。

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「チェキ」と言っても分からない人もいるかと思われるが、メイド店舗では良く「チェキ XXX円」といったメニューがある。こちらはメイドと一緒、または単独で写真撮影が出来る権利を買うものだ。メイドと言えども写真に顔が残るリスクを負って行なう行為である為、それなりのキャッシュバックが行なわれる。 今回伺った話では求人広告にキャッシュバックの記載があるにもかかわらずそのキャッシュバックが全くない店舗があったとの話だ。もし今後メイド喫茶で働こう、と思っている女性が居たら、求人情報は鵜呑みにせず雇用契約書の記載内容を確認した上で勤務して欲しい。

 

労働基準法を無視した脅迫の世界

続いて労働基準法に違反する事例を紹介して行く。ブラック企業と言われる事例に近い物が散見されるが、華やかなメイドの表だけでなく裏の姿を直視して頂ければ嬉しい。

まず今回伺った中で良くある事例ではあるのだが「無給による強制労働」に関する話が出た。俗にいうサービス残業という勤務だ。話を伺った中では、店舗オープン前のキッチン等の整理の強制労働などが行なわれていた。他には俗にブラック企業と言われる企業では良く聞く長時間勤務等による割増料金の未払い、給与の未払い、勤務時間のねつ造(タイムカードの強制打刻など)がメイド店舗でも行なわれている。

さらに厄介なのが「飼殺し」のパターンだ。メイドという特性上、店舗に所属した状態で別店舗で勤務する事は紳士協定として行なわない。これを悪用して「辞めたい」と退職願を提出したにも関わらずそれを受け取らず、長期休暇、または勤務実態無しのまま辞めさせず店舗に「所属」した状態でメイドの生活を脅かす事が実際に行なわれている。メイド店舗で「長期休暇となっているメイド」や「毎回来るけど勤務していないメイド」などを見かけたらこのパターンの可能性が高い。良く無いメイド店舗なので避けるようにしたい。他にも辞める際に店舗から「脅迫」を受けるメイドもいる。全うな業界では行なわれないようなドスの効いた恐ろしい声で「脅迫」される事も良くあるらしい。さらには「辞める」と言うとドコからとも無く自宅付近で「いつも同じ人を見る」事もあるらしく恐怖でしかない。このような「脅迫・脅し」といった手法に出る店舗もあるとの事だ。このような話は一般客からは見えない為「華やかな健全と思われたアノ店舗でも実は裏では…」といった事もありそうだ。

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食中毒が起きないのが不思議な実態

こちらはご主人様側(お客様側)が不快になってしまう事例も伺えた。特に飲食に関する部分では「通常の飲食店ではあり得ない対応」というのが横行している実態だ。

最初に伺ったのが油に関する事例だ。油は変えなくても特に問題がない食品の1つではあるのだが、見栄えの良い揚げ物を提供する際には少なくとも10日前後に1回は交換するものである。しかしながら、今回伺った話では約1ヶ月間に渡り使い続けられどす黒く変色してしまった油を使用して揚げ物が提供されていた、との事だ。実際、油を使い続けていると揚げ物自体の食品屑がフライヤー内部に落ち、それが加熱により焦げて黒くなる。その黒い色は次に揚げる揚げ物に付着し見栄えが悪くなるのだ。さらに厄介なのが揚げ物の色が変わるため揚げ時を間違えてしまう事があり、火が通りきらない状態で食品を提供してしまう可能性があると言うのだ。

その他の事例としては、一度加熱調理した料理を再冷凍し再び解凍後に客に提供した事例や、肉を調理した後のまな板を洗浄せずに野菜等の生ものを調理した事例、余った食材の冷凍を行なう際に余熱を取るなどの下準備をせずに冷凍庫へ入れる(他の食材が痛む恐れがある為通常行なわない)事例などを伺った。いずれも食品を扱う業種とは思えない対応であり、その最たる物が「チェック表」といった食品の管理に対する書類等が一切無かった、と伺った時だ。屋台以下の食品に対する意識で飲食物が調理、提供されている事実が一部メイド店にある事を客として行くあなたには意識して欲しい。

 

企業としてのコンプライアンス意識の無さ

今までの事例でも十分伝わるとは思うが、さらに日常的に法令遵守精神が無い店舗がどのような対応をしているかという事例を挙げていく。先ほどの食品に関する実態に関係するのだが、食品衛生責任者の氏名の掲示が行なわれていない事例だ。こちらは東京都の場合は『食品衛生法施行条例別表第一「公衆衛生上講ずべき措置の基準」』に準じた物になると思われる。また、路上のチラシ配りに関しては警察署に届け出をして許可証を貰うのだが、その許可証の有効期限が切れた物を使用したチラシ配布が行なわれていたとの事だ。1申請に約2000円程度かかるのだが、その料金と手間を惜しんで法令を守らない状況が散見されるのが現状だ。悪質なところでは見張り役がチラシ配布の為の指示、警察等が来た場合の撤収指示などを行なう店もある。メイドがチラシ配布をしている際に2名以上居た場合や、同じ場所にずっといる人などを見つけたらこの手の違法手段を利用するメイド店舗と考え行かないようにするのが良いだろう。

他には、メイドの個人情報をバラしてしまう事を止めない店舗だ。メイドという性質上「ファン」が付く事も多いのだが、メイド自身は店舗以外では普通に生活している訳でありその生活が脅かされてはならない。その為に店舗側はメイドの個人情報は隠し、さらにはストーカーになりそうな客やマナーの悪い客、暴言や接触を試みる客は排除して行くのが通常の店舗だろう。しかしながら今回伺った中にはこれらの行為を黙認、さらには火に油を注ぐような発言を店員や店長が行なう店が存在する。もちろん、本人達は意識せずに行なったと思われるがメイド店舗という特殊な営業形態である以上、押さえるべきポイントが押さえられていない店舗があるのだ。客としては嬉しいのかもしれないが、良く考えて欲しい。個人情報が暴露された店舗で安心してメイドが勤務出来るだろうか? お気に入りのメイドを辞めさせる行為の助長でしかない事に客は気付いて欲しい。

 

総括

今回は調査不足と言う側面もあり1つ1つの事例に対して詳細なレポートとはならなかったが、まずは「メイド」と言われる秋葉原特有の業種に対して表の華やかさの裏側を垣間見て欲しいとともに、プロ意識の強い「メイド」も多く居るがその裏ではこのような事例で身を、さらには精神を削って勤務しているメイドも少なからず居る事を店舗に行った際に思い出して戴ければ幸いだ。

今後も「秋葉原の闇」として様々な業種等からの情報提供があり次第記事を公開して行くので、何か思いがある方は一考して頂ければ幸いだ。より住み易い、来る人も住む人も幸せな秋葉原を目指して行きたいと当サイトでは考えている。

 

この記事を書いた人

秋葉原プラス 編集部
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