『東京防災』はもう読んだ?

zp_P9180714東京都に在住の方ならすでに届いているであろう『東京防災』はすでにご覧になられただろうか? 千代田区版が届いたので内容を紹介してみたいと思う。秋葉原の場合は千代田区になるのだが場所によっては台東区、文京区になるので気をつけておくべき点がありそうだ。

 

『東京防災』

東京都のサイトを確認すると『東京防災』の位置付けとしては『東京の地域特性や都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮し、災害に対する事前の備えや発災時の対処法など、今すぐ活用でき、いざというときにも役立つ情報を分かりやすくまとめた完全東京仕様の防災ブックです。』とある。

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東京都として配布しているため、全部同じ内容かと思ったのだが裏を返すと「千代田区版」との記載が確認できる。防災マップ等一部の内容が住まわれている地域で異なるようだ。

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早速箱を開けてみた!

東京都に住んでいる方であればすでに手元にあるので面白くはないかもしれないが、東京都以外に在住の方の場合は中身もきになるだろう。早速開けてみた。

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開けるとまず飛び込んできたのが防災マップだ。こちらは可愛いキャラクターと共に1〜3の手順で事前に防災に関する準備をするようになっている。その下には現在の都知事の顔が少し見える。

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中身を広げてみると都知事からのメッセージ、それとステッカー、防災マップ(千代田区版)、それと冊子になっている。事前に読むべき防災グッズとしての位置付けのようだ。正直な所を書いてしまえば、これらに加え簡易トイレ的なもの(ビニール袋と吸収剤などのセット)とバケツにもなるビニール袋とかアルミ蒸着されたシート、さらに贅沢を言えばコンサートなどでも使う光るあの棒も入っていると、防災の時にこれを持ち出して「食料以外はなんとかなる」もう少し防災時にも使えるグッズに成ったと思われるのが残念だ。さらには、東京都在住者が少ない昼間人口の巨大な千代田区などにはあまり適さない内容な印象だ。(昼間に災害が起きると帰宅困難者を含め地域では対応できかねる状況が発生すると想定される為、「自分一人が助かる行動」の指針が記載されているこの東京防災ではうまく行動できない可能性がある、と判断している。)

都民に防災を強く印象付ける意味では画期的なこの『東京防災』。都内在住の方はしっかりと事前に内容を読んでおくことをお勧めしたい。いざという時この冊子を持ってもあまり何もできないので注意しておこう!