第5回三幸会 in 鉄砲洲(鮨長)

zp_P7080005第5回目となる三幸会は場所を秋葉原から少し離れて鉄砲洲にある「鮨長」で開催された。実はここの鮨長の方は秋葉原に所縁のある方だったので今回の三幸会の会場となった。今回は「地図物語 あの日の神田・神保町」という本にあった古地図も持参したので大いに盛り上がってしまった。それでは早速料理の方を紹介していこう。

 

鉄砲洲の地で古い秋葉原の話題で楽しい時間

今回お邪魔したのは東京都中央区湊1丁目にある「鮨長」。いつもはランチ営業のみなのだが夜は宴会を予約制で受けてくれる、との事で今回は全部で11名でのお願いとなった。予約制という事でいつもは行わない金曜日の夜に開催。(通常は水曜や木曜に開催しています。)普段は灯りのない店に灯りが灯っている。

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やはり夜の鮨屋はワクワクしてしまう。いつものランチとは雰囲気も少し変わって大人の空間だ。いつもランチでは高齢のご夫婦で切り盛りしているのだが、今回は娘さんもお手伝いに参加。色々とご無理を言ってしまったようだ。

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中に入ると開始前にもかかわらず既に1名到着していた。今回の会場は畳部屋にテーブルを並べた宴会スペース。なんでもご高齢の方がお客様で来られる際に立ち上がり等で腰への負担が少ないように配慮した結果だそうだ。

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すこし人数が多かった為か、鮨長のご夫婦に昔の秋葉原の事を伺う機会は残念ながらなかったのだが、持ち込んだ昭和20年頃の古地図を見つつてんぷら三幸のお父さんとお母さんが記憶を頼りに話している姿は普段の三幸会では見る事が出来なかった新しい出来事だ。それでは料理といこう。まずは前菜の軽い刺身。タコとイカでなかなか珍しい組み合わせ。乾杯の後のツマミに最適。

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続いては少し手の込んだ刺身とも言えるが、青魚のレモン添えだ。

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少し醤油を垂らして食べると臭みが無く、さすが鮨屋と唸ってしまう。

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少し時間をおいて出てきたのは出来立ての厚焼き玉子。出来立ての暖かさに負けない甘みを感じる厚焼き玉子は鮨屋ならではの一品。握りでも食べたい!

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続いては貝尽くしの一皿。こちらも処理が丁寧なので非常に食べやすい。最近丁寧な仕事(下処理)をする店ばかりに通っているような気がしてきた。

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少し箸休め的な一品。穴子の握りだ。穴子は身が既に崩れかけているくらいホロホロ担っているが風味はしっかりとしていて、タレとご飯との組み合わせ、そしてとろける皮の部分がなんとも言えない。

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箸で持ち上げて一口パクリ!

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メインとなる刺身4皿目は、タコイカ、青魚、貝ときて王道のマグロとコハダにタイかな?

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鮨屋で楽しみなのがこのコハダ。コハダの締め具合がお店の特徴が出てくる楽しい食材の一つだ。ランチではちらしに入っている時がある。時期や仕入れで変わるのもお店の楽しみ方だ。zp_P7080037

随分と出てきたのだが、最後に大物が待っていた! 握り鮨だ!

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最後の出番という事で量は少し少なめ、握りも少し小ぶりではあったが最後の大物という事で手が出せないほどお腹いっぱいになってた人もいたようだ。

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そしてお鮨にはお吸い物。いつもランチでおなじみのそうめんと練り物のお吸い物が出てきた。見えないと思うが柚子の皮が浮かべてあり柚子風味なので、食後の締めには必須の料理だ。

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今回の三幸会の料理は以上となる。話の内容はと言うと、結構お酒を飲んでいたようで色々と書けない話もちらほら。ただし、古地図を見て三幸のお父さんが「この場所にあいつが居たんだよ」などの話し声が聞こえるのが妙に記憶に残っている。近いうちに三幸会と別で秋葉原の古い地図を見つつ話す会、というのも開催してみたいと思った第5回目の三幸会だった。

【詳細情報】
■イベント名:三幸会(第5回)
■開催日:2016年7月8日
■会場:鮨長
■会場住所:東京都中央区港1-13-10
■メニュー:(お一人様)
・刺身盛り(4皿)
・厚焼き玉子
・穴子の握り
・握り鮨
・吸い物
■食事予算:約1万円(食事代約7,000円+飲み物代約3,000円目安)
■備考:通常はランチ営業のみ。夜は要予約。