5年目を迎えた「京まふ」は楽しさたっぷりのイベントへ!

zp_P71404232016年7月14日、京都にある二条城・清流園・香雲亭で2016年9月17日〜18日に開催される「京都国際漫画アニメフェア2016」の記者会見が行われた。突然の豪雨の後に晴れた青空の中で行われた記者会見の様子をお伝えしていこう。

 

水瀬いのりデザインのキャラクターが八つ橋に!?

2016年7月14日、京都にある二条城の清流園の香雲亭で「京都国際漫画アニメフェア2016(以後「京まふ」と記載)」の記者会が開催された。通常は一般公開されていない清流園内での開催と言うことで、記者発表には京都市長をはじめ早々たるメンバーが一斉に揃い踏んだ。

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清流園にて勢ぞろいで記念撮影を行った。

今年で5回目を迎える「京まふ」はメイン会場をみやこめっせにしつつも第2会場の京都国際漫画ミュージアム、さらには第3会場としてロームシアター京都会場にも広がり、西日本最大級の漫画・アニメのイベントになっている。それでは折角なので記者会見のあった清流園を見ていこう。清流園は「庭園は当時の高山義三市長によって「清流園」と命名され,東半分が芝生を敷き詰めた洋風庭園,西半分は二棟の建物を含めた池泉回遊式山水園(和風庭園)からなる和洋折衷庭園で,観賞するだけでなく実用的な庭となっております。(「元離宮二条城」のサイトの「清流園」の説明より一部引用)」とある様に非常に趣の深い庭園になっている。

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香雲亭を後ろにして撮影。

その清流園にあるのが「香雲亭」であり、今回の記者会見が行われた場所になる。こちらは記者会見前に撮影した写真だが、普段は締め切られている建物を利用している点を含め今回の記者会見に臨む意気込みがわかる部分だろう。

zp_P7140414 zp_P7140416奥のステージには京まふに関連するポスター等も貼ってあり準備万全だ。

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そして時間となり記者会見が始まった。香雲亭の和室の感じに合わせた和装の登壇者が非常に印象的だ。

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最初に「京まふ」の発起人でもある門川大作京都市長による挨拶が行われた。5年目を迎える「京まふ」。イベントとして地場産業との関連や西日本最大のマンガ・アニメの祭典と成長してきた発展の様子を振り返りつつ、2016年は京都市動物園やローム・スクエアとの連携などさらなる発展をしている「京まふ」をアピール。さらには文化庁の京都移転の件にも触れ、ますます文化の中心地となる京都の未来を視ているようだ。

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門川大作 京都市長

他にも日本からアニメやマンガといった分野に非常に影響力のある方々が勢ぞろい。それぞれが2016年の京まふに関して熱く語っていた。角川氏からは世界の中の人が魅力を感じる日本のマンガ・アニメの現状に、吉田氏、斎藤氏らは映画原作としてのマンガの重要性から「京まふ」で開かれるマンガ出張編集部への期待を、長谷川氏は日本のアニメにある日本独特の間や雰囲気が世界の若者へ受けている現状を、上田氏からはマンガミュージアムでの特別展の内容に関しての説明など、それぞれが「京まふ」に対する期待と思いを語っていた。

また吉田氏からは、1911年1月からスタートした日本のアニメが来年で100周年ということで「アニメ100年プロジェクト」を立ち上げ、先人たちの技術やノウハウといったものを中心にこれからの100年先を見たプロジェクトにしたい、との発言があった。

そして、2016年の「京まふ」といえばこの人。「京まふ」応援サポーターの水瀬いのりさんだ。大勢のお偉方に少々緊張気味の様子。

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そんな緊張を崩してしまう出来事が! 前回の記者会見の際に京都市を擬人化したキャラクター「八ッ橋舞妓ちゃん」を描いていたのだが、京都国際マンガミュージアムに現在展示中という事で、実際に見てきた感想などを聞かれる一場面も。

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京都国際マンガミュージアムに飾られている「八ッ橋舞妓ちゃん」(画:水瀬いのり)

さらに今回、「京まふ」限定で「八ツ橋舞妓ちゃん」が聖護院八ツ橋nikinikiさんの手により八ツ橋で再現。それがこちらだ。

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水瀬さんも驚いたのだろう。「信じられない!」といった顔でしっかりと「八ツ橋舞妓ちゃん」の写真を視ている。

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そんな姿を見て京都市長をはじめとして会場が終始和やかに。

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市長も笑顔でこの様子を楽しんでいたようだ。

会場には「八ツ橋舞妓ちゃん」の実物が手元に。水瀬さんに伺うと「私の絵に忠実に再現されていて、素直にとても嬉しかったです」とのコメントが。

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さらに食べた感想を聞かれると「とっても美味しいです。八ツ橋の本来の甘さもありつつ、顔がしっかり付いているので是非一口で食べて欲しいです。」との事だった。この商品だが「京まふ」会場では販売予定という事だ。但し、生八ツ橋という事で作り置きが出来ない為に数量限定になる予定だ。

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「京まふ」の記者会見の様子はこれで終了となる。東京で開催されるAnimeJapanとはまた違った日本の文化の発信地としての京都で開催される「京まふ」、2016年が9月17日、18日の2日間の開催だが足を運んでも色々と楽しめる事間違いなさそうな印象を受けた。今回は色々と連携やコラボ、新しい試みという部分の情報もあるので当サイトでは随時発信していくのでお楽しみに!

【詳細情報】
■催事名称:京都国際マンガ・アニメフェア 2016
■略称:京まふ(KYOMAF=KYOTO INTERNATIONAL MANGA ANIME FAIR の略)
■会場:
・みやこめっせ(京都市勧業館):京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
・京都国際マンガミュージアム:京都市中京区烏丸通御池上ル
・ロームシアター京都:京都市左京区岡崎最勝寺町13
■会期:
・みやこめっせ(京都市勧業館):2016年9月17日(土)・18日(日) 9:00〜17:00
・京都国際マンガミュージアム:2016年9月17日(土)・18日(日) 10:00〜18:00
・ロームシアター京都:イベントによって異なる
■主催:京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会、京都市
■共催:京都国際マンガミュージアム、KYOTO CMEX 実行委員会、京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学
■入場料:
【みやこめっせ】:2016年7月16日(土)より販売
一般:1,200円(税込)
※小学生以下の方(要保護者同伴)、外国籍の方(要パスポート提示)は無料
※マンガ出張編集部(マンガ家志望者向け)エリアは無料
【みやこめっせ優先入場券】
・各日:2,000円(税込)
・予約受付:2016年9月1日(木)〜9月11日(日)
※会場内に優先的に入場できる権利のチケットを抽選で販売。
※入場には別途みやこめっせ会場への入場券が必要です。
【京都国際マンガミュージアム】
・大人:800円(税込)/中高生:300円(税込)/小学生:100円(税込)
【ロームシアター京都】
※イベントによって異なる
■出展者:
・出展ゾーンへの出展者63企業・団体[小間数:138.5小間](※前回:49企業・団体[小間数:114小間])
・マンガ出張編集部65編集部(※前回:59 編集部)
■公式サイト:http://kyomaf.kyoto/