北九州地域はかしわ(鶏肉)文化圏なのか、駅の立喰うどん店では「かしわうどん」が定番メニューとして存在している。そこで今回は小倉駅、鳥栖駅で食した「かしわうどん」を紹介していこう。
小倉駅はホームで味が違う!
小倉駅のホームにある立喰うどんはホームにより店舗経営母体が異なる。その為におなじ「かしわうどん」と言っても値段も味も異なる。おすすめは1・2番線の田川後藤寺方面ホームのこちらの「かしわうどん」だ。
定番のかしわうどん(390円)。稲荷も付けて注文。
ここのかしわうどんは、鳥肉がそぼろ状と思いきや適度な形状を保ち味わいが濃い印象がある。うどんの汁とあわせて食すと、博多系のうどん(コシの少ない昔ながらのうどん)との相性も良い。
結局二日後にまた食べてしまった。
続いては3・4番線ホームのこちらのかしわうどん。
この店のかしわうどん(360円)は肉の形状が大きめ。
かしわ以外にワカメが入っているのがポイント。うどんは若干コシのあるが讃岐ほどでは無い適度な弾力が都内から来る人には馴染みやすいかも?
鳥栖のかしわうどん
こちらは乗り換えで寄った鳥栖駅のかしわうどん(350円)。
手頃感の強い価格帯に基本となるかしわ肉とネギのみのシンプル構成。
こちらのかしわ肉はそぼろ状が少し細かく出しまで飲むのが前提となっているように感じた。少しかしわの歯ごたえが足りないような気がする人もいるかも?
折尾のかしわ弁当
最後は番外編で「かしわ弁当(670円)」。駅のホームに昔ながらのスタイルで売りに来るというのでついつい購入してしまった。折尾の駅弁も昔はホームで違っていたりと「どのホームの弁当を買うか」まで気にしていたモノだ。
こちらがかしわ弁当。中身はそぼろ、たまご、海苔の3構成で鳥だしで炊き込んだご飯に合うようになっている。冷めても味わいがしっかりしているのが食をそそる。折尾に寄った際は購入すべき弁当だ。
九州(特に北九州)はかしわ肉を使った料理が多いが、ご当地うどんもわずかな違いを楽し無のも旅の醍醐味の一つだ。あなたの好きな「かしわうどん」は見つかるだろうか?