あきば雀荘「てんぱね」の新システムを聞いてきた!

rp_P9110277「雀荘」という単語を聞いて、哭きの竜やカイジ、咲などを思い描いたあなたは麻雀を知っているはず! そんなダークなイメージの漂う麻雀の世界において、一風変わった雀荘が秋葉原にあるのをご存知だろうか? 今回はそんな一風変わった秋葉原らしい雀荘「てんぱね」さん(以下「てんぱねさん」)に伺って来た!

 

お一人様から気軽に打てる雀荘のシステムとは?

麻雀で遊ぶには今ではネットで気軽に打てるようになった。対人戦で言えば古くは「東風荘」といったモノが無料で提供されるなど、麻雀は以外と身近に存在する。しかしながら、麻雀といえば法律では禁止されている「レート」を行なう人も多い。そういう部分からダークなイメージが付きまとうが、今回伺ったてんぱねさんは雀荘でありながらレートなどをしなくても楽しめるゲーム要素盛りだくさんのシステムが刷新された。その詳細を聞いて来たぞ!

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このビルの3階にてんぱねさんはある!

 

紹介してくれる「てんタン」は「とも」さん!

今回、てんぱねさんの遊戯方法のアドバイスをしてくれるのは「てんタン(スタッフ)」の一人で最近入ったともさんだ。てんぱねさんでのシステムを詳しく丁寧に教えて頂いたぞ! ちなみにともさんも麻雀が打てる。そしてかなり手慣れていたので詳しく知りたい方は是非店に行ってみると良いかも?

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今回システムの案内をしてくれるてんタンの「とも」さんだ。ネームカードの左上の初心者マークが可愛い!

 

一人でも入店OKな雀荘のシステムとは?

とにかくいろんな詳しい遊びの前に、てんぱねさんでは「何故、一人で入店して気軽に麻雀を打てるのか?」という疑問を訊ねてみた。

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今回は取材のため、丁寧な解説を頂いたが通常はこのような解説は無いので注意しよう。

話を伺った所、まず2点の重要な項目がある。1つ目は「東風戦で行なう」点だ。通常雀荘等では半荘で行なう事が多いが、てんぱねさんでは親は1巡のみで終わりだ。その為、1ゲームがサクサク進むので一人で来ても次のゲームまで待てば参加出来るのだ。2点目はてんぱねさんではプレイヤー3人+スタッフ1人の4人打でゲームを行なう。これは秋葉原ならではといった所だが、このプレイスタイルが基本となる。そして、1ゲームは45分で終了となるので東風戦の途中でもタイムオーバーで終了という事もある。訪れたプレイヤーはこのゲームに空きが出る、または待機プレイヤーが3名になった時点でゲーム開始が出来るのだ! これが「お一人様でもOK」という事に繋がっている。(もちろん、4名で来て雀卓を借りて仲間内で麻雀する事も可能。その際は時間賃がかかります。)

 

てんぱね独自システムとは?

さて、てんぱねさんでは「お一人様でも気軽にプレイ出来る雀荘だ!」という事は理解して頂けただろう。実際、どのような形で雀卓を囲んでプレイをするかというのは、同行した別の記者によるプレイ記事を後日アップするので楽しみにして欲しい。そして、その前にてんぱねさんの独自システムを簡単に要点だけまとめて紹介するぞ!

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今回はてんタンのともさんに詳しく解説して頂いた!

 

1)入店は「ログイン」!

まずてんぱねさんに入店する際は「ログイン」となる。コレはネットゲームに入るイメージと同じと思ってもらえば良い。SAO的にはリンクスタートと同義だ。

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この扉から入ると「ログイン」だ!

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ログインモードが初回入店時の金額だ。これにはプレイ代金1プレイ分が含まれている。

 

2)初めは「コモン」からスタート!

てんぱねさんではプレイヤーの入店回数によってRPGに良くある「ジョブチェンジシステム」を採用している。初めて来たプレイヤーはまず「コモン」というカードをもらう事になる。これはタマネギ剣士と同じだ。
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そして、このコモンで羽根のポイントが溜まると次のジョブに変更出来る。

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羽根の中の四角の枠に全てスタンプが押されれば無事ジョブチェンジ可能となる。

このジョブシステム、良くあるテレビゲームの麻雀のような裏技があるジョブが存在するのだ! これはもちろん宣言して使うのだが、通常打っている場合はそこまで活用する事は少ない。ボス戦(ジョブチェンジ時に発生)があり、その際などに利用するとかなり有利にゲームが進む事になる。ジョブは4つあるがまずはコモンをクリアした後なので、その時にはジョブに関しても詳しくなっている事だろう。ジョブはソルジャー、マジシャン、ヒーラー、シーフの4種類が存在する、とだけ現時点では記憶しておこう。

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ジョブに関しては系統で選択出来る先のジョブが決まるので、よく考えて選びたい。

 

3)絶対無くしてはならない「チャージカード」とは?

先ほどのカードはジョブに関するモノだったが、この「チャージカード」はゲームプレイ回数に関するカードだ。残りゲーム回数や最終入店日などを記録するカードとなる為、再発行が出来ない。その為「絶対無くしてはならないカード」となっている。

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こちらがそのチャージカードだ。

入店時に本日行なうゲーム回数分入金すると、このカードに残プレイ回数が記録される。1プレイ開始前に卓に付くてんタンに渡し、プレイ終了後に残プレイ数が1減ったカードを受け取る。これでゲーム回数を管理しているので無くさないようにしよう。また、チャージセットと行ってお得な割引セットもある。この場合はスタンダードチャージを選ぶと7ゲーム分になるのだが、この7ゲームが残プレイ回数に記録される。残りは次回のゲームでも利用出来るので来る頻度が高い人にはお得になる。詳しくは「料金システム」を参考にしてほしい。

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このカードの重要性を説明してくれるともさん

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「コレだけは無くさないで下さいね」との事だ。

さらにもう一枚カードがある。それがエクイックカードだ。こちらは初回入店時点では特に意識する必要がないようなので「スタンプを忘れずに貰う」とだけ覚えておこう。装備に関するモノらしいのだが、コモンからジョブチェンジするまでは出番は無さそうだ。

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4)麻雀の店内ルールの確認

店内で麻雀をプレイするにあたり、お店で標準的に準備されているルールがある。サイトにも記載があるが、特に重要と思われる項目のみこちらにも転記しておく。分からないルールはお店でてんタンに確認すればOKなのでそこまで気にしなくても大丈夫だ。初心者ならとりあえずてんタンの言う通りにしていればOK。最悪、間違っても「罰符は親・子関係なしに3000ALL」なので9000点持ち点を減らすだけで済むので気楽にいこう!

【基本】

  • 東場のみの東風戦、食いタンあり、後づけありのアリアリルール。 
  • 一発、裏ドラ、槓ドラ、槓(カン)裏ドラあり。 
  • 5筒(ピン)2枚、5索(ソウ)1枚、5萬(マン)1枚は赤牌で、ドラの扱い。 
  • 親の連荘(レンチャン)はテンパイ連荘。 
  • てんタン卓は45分、フリー卓(お客様同士の4人打ちの卓)は60分の打ちきりとなり、その局の終了時での点数で決着(ともに西入りなし)。

【点数】

  • 25,000点持ちスタートの30,000点返し。 
  • 東4局終了時にトップ者が30,000点以下の場合は南入。以後は30,100点以上人が出た時点で終了のサドンデス。 
  • オーラスの親は和了り止め、聴牌止めが可能。(2着、3着で可能。トップの親は自動的に和了り止め、聴牌止めとなる)。
  • 持ち点が0点未満になった場合、ゲーム終了とな.る。0点ちょうどは続行可能。カード効果による支払い時に点棒が支払えない場合も、トビとなりゲーム終了(供託支払い含む)。
  • オーラスの点数申告は必ず点箱を開け、点棒を確認し申告する。

(中略)

【罰則】

  • 和了り放棄になるケース(流局後はノーテン扱い)。【多牌、少牌、食い換え(現物・筋)、副露の晒し間違え(打牌後)、和了りに関する発声間違い】和了り放棄となった場合、以後和了りに向かう一切の行為(立直や副露)ができません。万一してしまった場合はチョンボ扱いになります。立直後の和了り放棄は流局後手牌を開けてもらい、手配が聴牌していなかった場合はノーテンリーチとしてチョンボ、聴牌していた場合は、ノーテン罰符のみの支払となります。(リーチ棒は供託)
  • チョンボとなるケース(罰符は親・子関係なしに3000ALL) 【和了り放棄後の全ての発声(ポン・チー・カン・リーチ・ロン)、和了りに関する発声間違い後の倒牌、競技続行が不可能な状況、他者の手牌の覗き見等プレーに支障をきたす行動】チョンボが発生した場合は、立直棒は立直者に戻し、積棒を積まずにその局をやり直しします。親がチョンボした場合でも親は流れません。南入している場合、罰符で30,100点以上になった人が出てもサドンデスの対象とならず、その局だけはやり直しとなります。
  • 他家のチョンボ事前指摘は、同卓者からの指摘のみ認める。観戦者からの指摘があった場合はチョンボとなる(例:フリテンロンで手牌を倒す前に指摘があれば、和了り放棄のみとなります)。 

※詳しいルールはこちら(http://www.tempane.com/rule/)を確認下さい。

 

ゲームプレイする際に事前に知っておいてほしいマナー

初心者以外でも初めて入店するプレイヤーもいると思うが、てんぱねさんでは麻雀プレイ時に以下のマナーがあるので覚えておこう。

1)牌崩れを防止するため先にドラの2個横の牌は卓の上へ

これは麻雀をやってみると分かるがドラの牌をめくる際や、自分の牌を取る際にどうしても不安定なドラ横の牌を落としてしまう。牌の落下防止のため、プレイ開始時に先に1牌だけ下の写真のように卓の上に置こう。

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2)捨て牌は1列6牌で

捨て牌は広がりすぎたり分かり難くならないように1列6牌で捨てる。写真を見てもらえば分かるが、中央のサイコロやリーチ棒を置く部品の幅とほぼ同じなので分かり易い。

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3)点棒は卓の上、相手の近くに必ず置く

誰かが上がると当然点棒の受け渡しがあるのだが、イカサマ防止とはっきりと相手に何点渡したかを周知させる為に渡す相手の近くの卓の上に点棒を置く。間違っても手渡しは禁止だ。

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これは禁止!(手渡し禁止)

これは禁止!(手渡し禁止)

「牌を叩き付けない」「三味線しない」などの他にもてんタンに対するマナー等に関してもあるのだが、そちらはサイト(http://www.tempane.com/rule/#manners)で確認してほしい。基本的には「牌や卓を丁寧に扱う」「気持ちよく、みんなで仲良くプレイしましょう」という方向性さえ守ればマナー違反になる事は少ないだろう。

 

今回はてんぱねさんの新システムに関して紹介した。今回同行した記者は麻雀を全く知らない状態で今回が初めての麻雀体験となったのだが、その様子は後日紹介するので待っていてほしい。また「てんぱねさんが気になったが麻雀はどの程度知っていれば良いのか?」という疑問もあるだろうが、「麻雀ゲームで遊べる程度」であれば最初は大丈夫だ。プレイして行くうちに貴方も熟練者へジョブシステムとともにスキルアップして行くはずなので、心配せずに遊びにいってみよう!

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ともさんも「お待ちしています!」との事だ。

 

【店舗情報】
■店名:あきば雀荘『てんぱね-teMpane-』
■住所:千代田区外神田3-8-6 イサミヤ第7ビル3F
■電話:03-3255-3103
■営業時間:月~金:13時~/土・日・祝:11時
■サイト:http://www.tempane.com/
■Twitter:@tempaneko

 

 

この記事を書いた人

黒井 日夏
黒井日夏です。秋葉原は土日祝日のどこかで出現しています。最近はぶらりと遠征に出かけて写真レポートをアップしたりします。東京在住。