秋葉原史跡散策:第五回『神田青果市場跡地』

zp_pc030016秋葉原史跡散策第五回目は4回目に引き続きUDXの史跡をみていこう。こちらは今でも記憶を持っている人が多い神田青果市場跡地の碑だ。秋葉原は水運と鉄道などの流通の拠点でもあった。その名残を残す市場跡の碑を今回た訪ねてみたいと思う。

 

神田青果市場跡地

秋葉原で「やっちゃば」と言えば今は無き神田青果市場だ。秋葉原では一部の歴史の長い飲食店に「やっちゃば」の雰囲気を残す店もまだまだ存在するなど、無くなっても尚その影響は現在も残っているのがまた面白い。

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碑に刻まれた文章によると。昭和3年から平成元年まで市場が存在していたとの事だ。当時は市場のあたりは夜が早く、一人で出歩くとちょっと怖いくらいだった、との話も伺っている。

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その後、市場の巨大な敷地は再開発され現在のUDXを含む地域に様変わりしている。市場の名残はUDXから見てJRを超えた向こう側の練塀町にも雰囲気は残っていたのだが、最近の再開発で随分とこちらも様変わりしてしまった。秋葉原散策の際にちょっと勢いの良い店や長年やってそうな店を見つけたら「市場があった時代から続く店なのかな?」と思いを巡らせ、食事などをしてもらえるとまた違った楽しみが出来るだろう。神田食堂などはやっちゃば時代から続くお店なので、木になる人は是非一度食べて行ってもらいたい。

zp_pc030020【史跡データ】
■史跡名:神田青果市場跡地
■住所:東京都千代田区外神田4丁目14−1
■関連サイト等:なし