格安SIMが増えている昨今、割り切った使い方の1例として「スマホはデータ専用格安SIM」＋「音声通話はガラケー」という人も多いのではないだろうか？ その中で「データSIM」に着目し『その場でSIMが受け取れる』データSIMを紹介していこうと思う。

 

最低プランで楽しむデータ専用SIMのススメ

格安SIMが流行っているが、簡単なWEB閲覧＆メール、TwitterにLINEであれば200kbps程度の「一番安い料金プラン」で十分なのはお気づきだろうか？ 実際にはゲームも開始時のロードや更新などを超えてしまえばゲーム自体は200kbpsでそれなりにできてしまう。今回は料金を節約しつつ楽しむユーザー向けの格安SIMの勧めを行なっていこう。

 

郵送は「めんどう＆書類不備だと1週間以上必要」

格安なデータ専用SIMは最低は約300円からとなっているが、申し込みはWEB、その後郵送で実際のSIMが届くまで1週間程度かかる。さらには慣れないユーザーにはSIMカードの取り付け、プロファイルの読み込み設定など「知っていれば簡単だが知らないととてつもなく面倒」な作業が山のようにあり、挫折してしまうだろう。そんな時に便利なのがビックカメラなどの量販店や秋葉原だとmineo（マイネオ）などの「SIMを扱う専門店』だ。今回はその中でもビックカメラAKIBAを訪ねて見た。

今回は条件を決めて行ったので、まずは格安SIM専門のコーナーに向かう。条件は以下の通りだ。

1. データ通信専用SIM
2. 速度は200Kbps程度で良い
3. すぐに使える「実際に在庫のある商品」

以上3点を決めて探して見た。この中で意外と問題なのが「実際にすぐに受け取れる在庫のあるSIMカード」だ。今回、商品棚を見ていると実際にすぐに手に取ることが出来るデータ専用SIMカードは2種類程度しかなく悩んでいた所店員さんが声をかけてくれた。話を聞くと、実際に販売しているのは壁に展示してあるもの以外に、「ビックカメラの店舗でなら実際のSIMカードがすぐに貰えるものがある」という事で楽天モバイルを紹介してもらった。話を伺うとビックカメラAKIBAでは店頭販売のみではあるものの実際に身分証明証やクレジットカードなどを持っていくと「即日発行、プロファイル設定、SIMカードの実装」までをスタッフがサポートしてくれる。今回は即時発行SIMカード系で上記条件を満たす楽天モバイルにしてみた。現時点（2017年12月2日現在）で月額約500円だ。

 

店頭で設定、通信確認まで約1時間で完了

今回はビックカメラAKIBAで扱っていた楽天モバイルの「データSIM ベーシックプラン」をオーダー。こちらは200Kbpsで使える月額約500円のプランだ。メールとラインとTwitterがメインなのでこちらで十分。速度が必要ならビックカメラのSIMが比較的便利だ。月額900円で3Gまでは高速通信可能（写真は2017年12月5日までのキャンペーン期間中の契約なら6Gになる）、以降は約200Kbpsになるので使い方が酷くない人なら便利だろう。

さて、今回楽天モバイルで契約した訳だがこちらはネットでも契約可能。ネットで契約の場合はSIMは郵送されてくるのだが、身分証明等の写真が不鮮明の場合は1週間後にSIMが届かない事で初めて問い合わせしなければならないなど面倒なことに。さらに使いたいスマホで利用可能かの確認もできないのがネット申し込み系の欠点だ。これらはビックカメラ等の店頭窓口では全てスタッフが対応してくれるので間違いもない。店頭では申し込み開始から約1時間程度（書類30分、開通申請で30分程度）で使えるようになるのも魅力だ。今回、改めて「店頭スタッフの威力」を体験した格好となった。

 

データ専用SIMのスマホ＋ガラケー＝最強！？

今回はビックカメラAKIBAでの購入となったが、近くの家電量販店やショッピングモールなどの運営する格安SIMはそれぞれの店頭で確認してみると色々と教えてくれるはずだ。その際に今回のように「親身に、確実に、そして即日発行」してくれるのは、少なくともビックカメラAKIBAでは可能だ。データ通信料金を抑えつつ着信メインの通話は2台持ち（スマホ＋ガラケー）が現時点では最強のコスパだろう。無理なスマホ移行ではなく、秋葉原で中古のガラケーで延命しつつ格安のデータ専用SIMでスマホに慣れていく、そんな新しいスタイルも試して見てはいかがだろうか？

【今回契約プラン】
■通信会社：楽天モバイル（docomo回線利用）
■プラン：ベーシックプラン
■SIM：データ通信専用
■月額利用料：約500円
■備考：店頭契約の場合は即時SIM発行
■今回契約店舗：ビックカメラAKIBA