秋葉原コンビニ戦争?

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都内への出店攻勢が激しいコンビニ業界だが、秋葉原も例外ではない。ここ最近のコンビニ出店状況と、今後出来そうなビルから秋葉原のコンビニ空白地帯を確認して見たいと思う。

 

秋葉原にあるコンビニの系列

秋葉原にはほぼ全ての系列のコンビニが出店して来ている。ただしそれぞれ集配の問題なのか地域が偏っているのがポイントだ。系列店を列挙してみると、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(セブンイレブン)、株式会社ローソン(ローソン)、ユニーグループ・ホールディングス株式会社(サークルKサンクス)、株式会社ファミリーマート(ファミリーマート)、山崎製パン株式会社(デイリーヤマザキ)、株式会社ポプラ(生活彩家)、ミニストップ株式会社(ミニストップ)、株式会社JR東日本リテールネット(NEWDAYS)の約8系列がしのぎを削っている。

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出店攻勢が目立つローソン、サンクス勢

秋葉原の中でも比較的万遍なく存在しているのはサンクスだろう。特にここ近年は一時的にローソンに明神下交差点付近の店舗を奪われたが、その後サンボの隣へ出店したりと裏通りへの出店が目立つ印象だ。さらにローソンはベルサール秋葉原裏の新築ビルの1階に入店するなど、裏通りにも出店を積極的にすすめているようだ。

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2014年5月6日時点の様子。9日時点ですでに看板が設置されているとTwitterで情報が流れていた。

 

コンビニコラボ商品とその影響

コンビニ商品と言えば、最近秋葉原でも話題になるのが明神下交差点近くのローソンだろう。ラブライブやまどかマギカといったアニメとのコラボレーション商品が発売される度に、その大量の商品の陳列の様子や、その商品が瞬殺された後の空となった棚の映像などがTwitter等を中心に見る事が出来る。

rp_P5060038各コンビニ系列のコラボ商品と言えば、初音ミクがファミリーマート、ラブライブやまどかマギカと言えばローソン、ガールズ&パンツァーはサンクスといった感じで3社が共に得意分野のアニメを持つような状況が現在だ。セブンイレブンは進撃の巨人など思い出したかのようにコラボを展開するが思い入れが少ない。ファミリーマートローソンサンクスの3系列は秋葉原の中では目立つ場所に比較的数も多く、中央通りを挟んで適度な間隔で出店しておりコラボ商品展開の際には話題となるのは間違いない。また、各社コラボ商品を出す事による収益の向上なども期待されており、しばらくはコラボ商品は続くと思われる。ただし、ローソンはその数が多いので少し抑えめにしてもらえると財布的に助かるのだが、無理な相談なのだろうか。

 

コラボ商品と行列の問題

コラボ商品には更なる問題が隠れている。それが発売時間間際に出来る事がある「購入待機行列」の問題だ。特にコンビニの出店が路地等になると近隣住宅との問題が発生してしまう。現在もコラボカフェ等で待機行列が見受けられるが、大通りの為にさほど住民に対しての問題は発生していないようだ。今後の出店状況とコラボ商品展開によっては待機行列も考えて行かなければならない問題だろう。

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写真は参考。コラボカフェの待機行列の事例となる。

 

鍵を握る中央通りへの出店!

今後鍵を握るのが中央通りへのコンビニ出店だろう。現在、秋葉原の歩行者天国実施エリアの中央通りに出店しているのはファミリーマート1店舗のみだ。それでも随分末広町寄りにしか無く、秋葉原駅近くにもし出店してくるコンビニがあれば、それは今後秋葉原でメインになるコンビニなのかもしれない。非常に期待したい所だ。

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まとめ

秋葉原のコンビニ事情はこのような状況だ。この狭い地域に既に8系列・20店舗以上の店舗がひしめいている状況だ。さらに情報では出店予定のコンビニもある様で、秋葉原のコンビニ戦争は収まる事を知らない。今後加熱するコンビニ出店戦争、果たして勝者が現れる事が出来るのだろうか? 今後の街情報を見つつ、さらに便利になって行く街を見て行きたい。

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