『海獣の子供』× 環境省タイアップ決定!さらに2019年6月1日には代々木公園で開催中の「エコライフ・フェア2019」に渡辺監督が登壇!

2019年6月7日に公開予定の『海獣の子供』が環境省とタイアップ! 映画公開日の前後に当たる2019年6月5日は「環境の日」、2019年6月8日は「世界海洋デー」とまさに映画の舞台でもある海に関係するイベントでのタイアップが実現したので紹介していこう。

 

私たちの海は、今も美しいですか?

2019年6月7日に全国公開となる『海獣の子供』。自然世界への畏敬を独自の漫画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介の「海獣の子供」を、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、そのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃がついに映像化した本作品。主演は14歳ながらにして数々の映画・ドラマ・CMにて幅広く活躍する芦田愛菜、音楽は久石譲が手がけ、その圧倒的な作画クオリティが“令和元年”に大注目の映画とも。その映画『海獣の子供』と環境省のタイアップが決定! 映画公開日の2019年6月7日(金)の前後には、環境基本法で定められた、広く環境の保全についての関心と理解を深める『環境の日(6/5)』と、「海洋は人類の幸福と経済的な安全、持続可能な開発に不可欠」とする『世界海洋デー(6/8)』があり、海を舞台に<生命誕生の物語>を一つのテーマとする本作にとっては、こうした取り組みへの理解は、映画を通しての体験を、より一層深めるものになることだろう。

今回は、2050年までに魚の重量を上回ることが予測されるなど、地球規模での環境汚染が懸念されている「海洋プラスチックごみ」問題を解決していくために、「プラスチックとの賢い付き合い方」を全国的に推進するキャンペーン<プラスチック・スマート>及び、2019年5月30日(ごみゼロの日)から6月8日(世界海洋デー)前後まで、「日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを一斉に行う。ごみを出さない、ごみを捨てない、ごみを拾う。」をモットーに設定された環境省・(公財)日本財団共同事業<海ごみゼロウィーク>とのタイアップポスターを制作。

タイアップポスターの標語には、「私たちの海は、今も美しいですか?」と、まるで主人公・琉花が、我々に問いかけるような、メッセージが入っている。2018年11月、インドネシアの海岸に打ち上げられた体長9.5メートルのマッコウクジラの死骸の胃袋から総重量5.9キログラムものプラスチックごみが発見されたという報道があったように、海の生物にとっても大きな問題となっているこの問題は、クジラやイルカをはじめとする海洋生物が数多登場する映画『海獣の子供』を観る上で、知っておかなくてはならない事の一つなのだろう。

 

「エコライフ・フェア2019」には渡辺歩監督が登壇決定!

2019年6月1日(土)、2日(日)に東京の代々木公園で開催される「エコライフ・フェア2019」の6月1日(土)には本作の渡辺歩監督が登壇することも決定! 詳細は後日発表致、とのことなので公式サイトhttp://ecolifefair.env.go.jp/)などをチェックしよう!

【エコライフ・フェア 2019開催概要】
■開催名称:エコライフ・フェア2019
■テーマ:「気づき」から「行動」へ ~地球の未来のために~
■会場:代々木公園 ケヤキ並木(NHKホール前)/イベント広場
■日時:2019年6月1日(土) 10:30〜17:00、6月2日(日)10:00〜16:30
■主催:環境省
■入場料:無料
■公式HP:http://ecolifefair.env.go.jp/

≪プラスチック・スマート とは?≫
海洋プラスチック問題の解決に向けた、個人・企業・団体・行政などのあらゆる主体による取組を進めるべく、ポイ捨て撲滅を徹底した上で、不必要なワンウェイのプラスチックの削減など、「プラスチックとの賢い付き合い方」を全国的に推進し、国内外に発信します。

≪エコライフ・フェア とは?≫
エコライフ・フェアは、毎年6月の環境月間に全国各地で展開される様々な行事の中の主たる行事の一つとして、1990年以来、環境省、地方公共団体、関連団体、企業、NGO・NPO等が連携して開催し、環境保全全般にわたる普及啓発活動を実施してきました。近年は、環境の日(6月5日)前後の土曜日、日曜日の2日間、東京・渋谷の代々木公園ケヤキ並木・イベント広場を会場に開催しています。

 


【映画『海獣の子供』作品情報】2019年6月7日(金)全国ロードショー!
■タイトル:『海獣の子供』
■公開:2019年6月7日(金)全国ロードショー
■原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
■キャスト:
・芦田愛菜
・石橋陽彩
・浦上晟周
・森崎ウィン
・稲垣吾郎
・蒼井 優
・渡辺 徹
・田中泯
・富司純子
■スタッフ:
・監督/渡辺 歩
・音楽/久石 譲
・キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一
・美術監督/木村真二
・CGI監督/秋本賢一郎
・色彩設計/伊東美由樹
・音響監督/笠松広司
・プロデューサー/田中栄子
■アニメーション制作:STUDIO4℃
■製作:「海獣の子供」製作委員会
■配給:東宝映像事業部
■映画公式サイト:https://www.kaijunokodomo.com/
■映画公式twitter:@kaiju_no_kodomo

イントロダクション

あなたは<生命誕生の物語>を目の当たりにする――。

独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介。初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)は、自然世界への畏敬を下地に“14歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃最新作にして、そこに集いし日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>。
メインキャストには、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演し、直近では連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”を任されるなど、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩、そしてNHK大河ドラマ「真田丸」で真田幸村の嫡男・大助を好演し、舞台でも活躍する浦上晟周、さらに映画『レディ・プレイヤー1』にてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、青年トシロウ役に抜擢された森崎ウィンと、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、田中泯、富司純子といった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣。
音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添えた彼の“音”は映画のもう一つの顔と言える。

異才たちの才気が結晶化した“唯一無二のアニメーション映画”がここに誕生した。

 

ストーリー

光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。
巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。
<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。

琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。
“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。
“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。

これは、琉花が触れたいのち生命の物語。

 

(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会