劇場版シンカリオン、応援上映で佐倉綾音さんもペンライトを手に超進化!

こんにちは!新人ライター(17年目)のいずみんです!大ヒット上映中の劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』ですが、劇場版「シンカリオン」最後の上映イベント “超進化”応援上映会 が、2020年1月10日(金)にTOHO シネマズ 日比谷で開催されたので紹介させていただきます!

 

“超進化”応援上映

応援上映とは、上映中に観客が声を出すことが認められた特別上映会です。

同様のものに絶叫上映、爆音上映、コスプレ上映などと銘打った上映会もありますが、簡単に説明すると「通常では許されないことが許される新しい映画鑑賞スタイル」。

今回の“超進化”応援上映は、声出しOK、観客全員でペンライトを手に持ち、観客全員で応援。ミクちゃんのコンサートシーンでのオタ芸も可能(?)という、みんなで“超進化”を体感してもらうという趣向のものでした。

また映画の冒頭で今回の応援上映を説明する2分の特別ムービーが流され、ファンから黄色い声援が上がりました。

実は年末年始に劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』を二回鑑賞している本誌記者(和)ですが、鑑賞中にショタホクト(父)がくぎゅーで「ウッハwww」っと、変な声出そうになりました。しかし周りの席がリア充っぽいキッズのお母様たちばかりだったので、奇声を噛み殺さなければならないという、ちょっぴり切ない経験になったのです。
※ショタホクト(父)は劇中に登場するあおのゆかさんデザインのサイコーにエモいキャラ

今回の上映会はそういったファンにとっても待望のイベントといえるでしょう。

プレスの皆さんも上映を楽しんでいってくださいとのことなので、会場の雰囲気も満喫させていただきました!

 

佐倉綾音さんも登壇!

当日は、アニメ関係最後の上映会イベントともあって会場のTOHO シネマズ 日比谷は満員御礼。500人が入る会場には様々な年齢層のファンが駆けつけました。生まれたてのお子様、小学生、女子中高生、大きなお友達、お父様やお母様、そして本誌記者(和)の様な年齢の方までが大集合。

佐倉綾音さん

「ガルパン」や「マッドマックス」など、いくつかの応援上映会に参加したことがありますが、これほど年齢層が幅広いファン上映会ははじめてで、改めて「シンカリオン」という作品のファン層の厚さを実感。応援上映前の舞台挨拶ではスタッフトークショーも実施。主人公声優の佐倉綾音(速杉ハヤト役)さん、池添隆博監督、山野井創プロデューサーが登壇して作品に対する思いを語ってくれました。登壇時に佐倉綾音さんから「俺は『時間と言ったことは守る男』だからね!」と、速杉ハヤトくんの決めゼリフに会場は拍手喝采。佐倉綾音さんのかわいいイケボに「ハヤトかわいいー!」など、応援上映の前にハヤトくんへの応援が始まってしまいました。

かわいいーの声に ちょっぴり照れる佐倉綾音さん

また、既に劇場版シンカリオンを10回以上鑑賞したという照れるファンに対して「胸を張りなよ」「好きなものは好きなままでいいんだよ!」と、作中の言葉をハヤトボイスで語りかける佐倉綾音さんに会場は大いに沸きました。そして池添隆博監督からも「年明け、仕事始めからの最初の金曜日、是非ともこの応援上映でいろいろ発散していってください!」と会場に語りかけ会場のファンも大喜び。

 

シンカリオン コラボの謎が明かに

トークショーでは劇場版「シンカリオン」の作中に出てくる「ゴジラ」や「JR SKI SKI」CMとのコラボ情報がメディア解禁になったことのほか、公開から二週間が経過し、周囲の反響や作品本編のキニナル裏話も聞かせていただきました。

(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie 2019 TM & (C)TOHO CO., LTD. (C)カラー (C)Crypton Future Media, INC.

「シンカリオン」というと「初音ミク(作中では発音ミク)」や「新世紀エヴァンゲリオン」などと作中でコラボを展開してきた作品ですが、実はこれらのコラボは大人の事情ではなく「現場側(スタッフ)に誰かしら熱量の大きい人」がいて、現場側がやりたいことをまず言う、という話に山野井創プロデューサーは「シンカリオン(という作品)のすごいところは、エラい人が権利処理してくる」「すぐ動いてくれる」と語り、これらのことがコラボの実現に繋がったと舞台裏を明かしてくれました。

 

現場の熱量がファンの心を動かす

現場がやりたいことを伝える、そしてそれを上司がサポートするという制作環境が「シンカリオン」という熱のある作品を生み、子供だけでなく大人ファンの心も動かす作品作りに繋がったのだということがわかりました。「シンカリオン」では本物の「初音ミク」の声を表現するために音声を担当した藤田咲さんの音声データを「VOCALOID」制作元であるクリプトン・フューチャー・メディアに送り、本物の技術を用いて音声化し、本物のミクちゃんの声の表現を試みるというこだわりの方法が採用されました。

この通常では考えられない本気の作り込み……これも現場側の熱量、作品に対する愛の結果でしょう。「神は細部に宿る」(ドイツの美術史家 アビ・ヴァールブルク)といいますが、こういった細部までこだわる作品作りへの姿勢が「好きなものは好きなままでいいんだよ!」と訴える「シンカリオン」という作品を、熱量のある本物の作品に導いていたのだと思うと、いちファンとしても感無量でした。

山野井創プロデューサー/佐倉綾音さん/池添隆博監督

 

サプライズで佐倉綾音さんたちと一緒に

そしてトークショー内でステキなサプライズがありました。なんと今回のゲストである佐倉綾音さん、池添隆博監督、山野井創プロデューサーも一緒に、ペンライト片手に上映会を鑑賞。ファンのみんなと一緒に“超進化”応援をするいうお知らせに、集まったファンは興奮。

“結婚したら息子として産まれてきて欲しいキャラクターオブジイヤー”(秋葉原PLUS編集部選定)受賞の速杉ハヤトくん(本物)と一緒に映画の応援ができるとあって、会場のボルテージはMAXに!

佐倉綾音さんの「長い夜になりそうだぜ」との声に拍手が巻き起こり、ファンの皆さんの想いがぶつけられたすばらしい応援上映会になりました。

(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie

(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie

 

佐倉綾音さんの目に涙が

そして、上映後のスタッフ再登壇にざわつく場内。

佐倉綾音さんが泣いている!

なんと!上映中の「ハヤトがんばれ!」というみんなの声に、感極まって泣いてしまったとのことでした。10年声優の仕事をやってきて、ステージ上で泣いてしまった。こんなことはじめてだった模様。よかった。ボクたちの応援の声はハヤトくんに届いていました!

 

続編?シンカリオンの進化は止まらない

最後に会場の熱気を受けてか、池添隆博監督も声を震わせながら「仕事なので(本作は)100回以上観ているのですが、初めて客観的に観れました」「シンカリオンというアニメが、まだまだ止まってはいけないのではないか、やるしかないんじゃない?」と、なんらかの形で「シンカリオン」を続けたいという突然の意思表示に拍手喝采。「シンカリオン」の続編の可能性に触れられ、最後は「ありがとう監督!」と多くのファンの声援が響き渡るなか会場は閉幕となりました。

集まった皆さんにとっては「忘れられない一夜」となったのでした。

 

映画はまだまだ上映中

さて、公開から二週間が経過しましたが、本作品はまだまだ絶賛上映中!まだ映画館には間に合います。ファンサービスも多い内容ですが、本編を知らない人でも十分に楽しめる内容です。79分という時間が短く感じられる良い作品なので機会があれば映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

そして、スタッフロールの最後にステキな演出がありますのでお見逃しなく。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(和)

( C )プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie 2019

 

この記事を書いた人

和泉 宗吾
和泉 宗吾
和泉宗吾@いずみん
千葉県在住の週末都民。フリーライター兼、野生のプロデューサー。美味しいものを求め東奔西走。秋葉原プラスで記事執筆のほか、企画や催事等のお手伝いをさせていただいております。よろしくお願いいたします。