今回は久しぶりのお出かけ企画。と言う訳で、岳南電車にてクラウドファンディングをやっていた際に申し込んでいた「秋葉原PLUS」を芳名板に掲載してもらう権の現認(現状確認)の為に吉原駅に行ってきた。そして、名物と噂のつけナポリを食べてきた!
秋葉原から岳南電車は遠かった!
今回は、クラウドファンディングを行っていた岳南電車の成果のひとつでもある芳名板への名称掲載の状況を確認しに行ってきたので、その旅路の様子をお伝えしていこう。ちょっとした旅行記と思ってもらえれば良いだろう。さて、まずは岳南電車がどこにあるかという事から説明していこう。岳南電車は静岡県富士市にある鉄道会社で、JR東海道線の吉原駅から岳南江尾駅までを運行している。サイトはこちら(https://www.gakutetsu.jp/)だ。その岳南電車が行っていたクラウドファンディング『岳南電車7000形25周年記念運転体験プロジェクト』の一つである「吉原駅にご芳名を記載」を申し込んでおいたので、その現認(現状確認)の為に現地へを赴いたのだった。
【拡散大大希望!】岳南電車の挑戦!クラファンを開始いたします!
岳南電車は『岳南電車7000形25周年記念運転体験プロジェクト』と題し、運転体験をするのに必要な費用をクラウドファンディングで募ります。
目標金額は800万円
皆さま何卒よろしくお願いします!https://t.co/G3uU3YgTIK
— 岳ちゃん【岳南電車公式アカウント】@クラファン実施中!6/15まで! (@GakunanEtrain) April 22, 2021
さて、今回は秋葉原駅からスタート。2022年3月12日、朝9時から往復切符を購入して早速電車に乗り込む。今回のルートは秋葉原駅から東京駅へ行き、東海道線へ乗り換えて熱海へ。熱海で乗り換えて吉原駅まで向かう形だ。
東京駅では東海道線が遅延していたようで時間が微妙に合わない。とりあえず東京駅始発の熱海行きが見つかったので乗り込む。向かうはグリーン車の下段フロア。あの地面が近い感じが好きなんだよね。
早速座席に座って朝ごはんの駅弁「深川めし」とビールを広げて準備完了。深川めしは貝がおつまみにちょうど良くてビールがすすむ。朝から飲む旅路のビールはワクワクする!
最近は社内販売が無くなって、追加で購入できないのが旅路を楽しめない一因だったりする。旅って「非日常」が一つの楽しみなので、普段使わない車内販売で購入する事自体が旅立ったりするけど、偉い人には分かってもらえないらしい。
ビールを飲んで一息ついてひと眠り。旅は先が長い。目を覚ますと、前回洪水の被害のあった地域の上を通り過ぎるところだった。
災害が多い日本に住んでいると、明日は我が身と気持ちが引き締まる思いだ。そんな流れる形式をなんとなく流し見していると熱海へ到着。ココでは次の沼津行きへ乗り換える。
沼津行きに乗っていると三島駅でラブライブのパッケージ列車を見つつ沼津へ向かう。
沼津でまた乗り換え。このあたりの接続の微妙さは18きっぷ使用時以来なので久しぶりだ。今度は島田行へ乗り換えて吉原駅へ向かう。沼津から4駅程度の残り行程を外の景色をみつつ高まる気持ち。かなりワクワクしてきた!
乗り過ごさないように車内アナウンスを聞きつつ電光掲示をみていると吉原の文字が。さて、次で降りるぞ!
やっと吉原に到着。秋葉原を出て約3時間後の12時15分ごろだ。吉原駅で岳南電車の乗り換え口をホーム上で探すことしばし、名古屋側の階段で岳南鉄道乗り場の看板を発見!
階段を昇らずに駅舎を確認。この景色は見たことがある!
それでは跨線橋を渡って岳南鉄道へ。跨線橋の中も色々と張ってあって旅感が強まる!
岳南電車の駅舎に着いたので、改めてクラウドファンディングの芳名板を探してみよう。
岳南電車で秋葉原PLUSの芳名板を探す!
一旦改札から出て岳南電車の吉原駅から見ていこう。どこに芳名板があるかは分かってないので頑張って探すことにした。
こちら側は住宅地と言えばいいのか、起点駅としては商店も無く寂しい雰囲気が漂う。年季の入った駅舎がいい塩梅だ。入口には伝言板が。XYZが書けるのは新宿だけだが、今回は別のイベントの伝言が書かれていた。
反対を向くと忘れ物の掲示板が。この形式も懐かしさがあふれて来る。何か車内に落し物があったのか3つだけ「車内」って文字が読める。
駅舎の中には駅員さんの詰め所に切符売り場が。売り場の脇にはお土産品売り場があって岳南電車オリジナル商品が多数並んでいるので、帰りに購入しようと思う。営業時間、間に合うよね?
駅舎内には待合室があるが、展示室も兼ねているようだ。この日は紙紙プロジェクトの案内が。
クラウドファンディングの芳名板を発見! さて、秋葉原PLUSは書いてあるのか探してみる。左側から1列目、なし。2列目、無し。…いや、あった!
「秋葉原PLUS」の文字がしっかり確認できた! いやー、秋葉原から3時間離れた静岡県の吉原駅で秋葉原PLUSの文字を満つのはちょっと感動。
折角なので岳南電車を全線乗車してみた!
折角来たので岳南電車に乗って旅を楽しんでみることにした。その為にはまずはフリー切符を購入しなければ。券売機を見ると最近よくいる飲食店の券売機のようなものが。
普通のチケットはこちらで購入するのだろうけど、フリー切符みたいなのがあるかは分からないので駅舎内を見回す。
改札前にある告知にフリー切符の案内が!
2日はいらないけど、価格は何回か乗れば1日でもお得になるので購入することに。硬券来たー!
この切符が後程食べることになる「つけナポリ」でのお得切符になるとは。それでは早速改札を越えてホームへ。
右手側の壁には岳南電車オリジナルグッズの見本展示とガチャがあり、ガチャは缶バッチがランダムで出てくる模様。チャレンジしたら25thのバッチが出てきた!
しばらくホームに居ると電車が入って来た!
ヘッドマークがなんだか気になる。先ほどの岳南電車グッズ展示スペースの隣にその詳細が書いてあった!
こちらもクラウドファンディング関連だった模様。ついでに駅舎の中を見回ると沿線ガイドマップなるものを発見!
既に12時超えているので行ける場所は限られるけど、一応メモ代わりに写真を1枚。そそくさとホームに戻って色々とみていると足元にこんな案内を見つけた。
実際に見た景色がこちら。
各駅にあるようなのでスポットを見つけてみよう! 先ほど来た電車の先頭側に行くとヘッドマークがまた違うものに。
さらに駅の端から進行方向を見るといくつかの線路が。最短ルートではなく右に大きくそれて進むのだろう。レールのサビ具合が違う。
吉原本町で迷子になる
とりあえず、吉原本町駅近くが商店街があるので一回下車してみることにした。つけナポリタンが食べれるといいんだけど…。
ホーム内で写真を撮っていたら駅員さんが切符を受け取る為に待っていたので急いで改札から出る。さて、どこに行こう?
とりあえず、駅横の路地を入っていくと釣鐘にお地蔵様が。
その奥は私有地っぽいので駅舎入口まで戻って、踏切を渡るか否か。悩んで踏切を渡らずに改札出て右側へ進むことに。本当は左側に行って踏切を私すすむのが商店街への道だったのだが、やらかしてしまったことに後で気づくことに。
途中で富士山を眺めつつ進むが行く先を見ても何もなさそうな気配しかない。
ここまで来てなんとなく戻ることに。一旦吉原本町駅まで戻ると目の前にオレンジ色の岳南電車が通り過ぎていく。
吉原行きも行ってしまったので、踏切を渡って先に進んでみることに。
こちらは奥に見えたマンションの先からアーケードのある商店街が広がっていた。東京マラソンが開催されるので問題ないと思いつつコロナ患者がまだ若干治まってなかった時期でもあったので、商店街はシャッターが下りている店舗が多数。商店街の途中で心が折れてしまって戻ることに。
そのまま吉原本町駅に戻るのも面白くないので、先ほど踏切から見えた大きなマンションのある交差点から曲がり、海月堂のある交差点を右へ曲がり進むと本吉原駅の看板が。この小ささは簡単に見落としてしまいそう。
お昼も食べてなかったが、せっかく食べるなら地元のお店で食べたい! と言う訳でこの辺りの飲食店はスルーして本吉原駅へ。看板からバーミヤンへの道と思われる道を抜けると岳南電車の社屋を発見!
この先に進むと駅入り口を発見! テーマパークみたい!
本吉原駅は電車がすれ違えるように1面2線の駅となっている。駅脇の工場の圧迫感が凄いのもポイント。秋葉原に居るとビル群には慣れても工場にあるパイプや配管、煙突や建屋は非日常そのもの。ワクワク感しかない!
そして、本吉原駅にも富士山スポットを発見!確かに遠くに富士山が見える。
次はどこへ行こう? と悩みつつこの先で簡単でもいいので食事が出来る場所を検索すると、隣の岳南原田駅にめん太郎という蕎麦店があるようだ。とりあえず一駅乗っていくことに。
軽くそばいっとく?
岳南原田駅に到着。とりあえずそば店を探して駅舎に入るとそばを食べている人が。どうも駅併設施設になっているようだ。
とりあえずとり天そばを注文。
出汁の利いた醤油の色が濃い目のつゆに出汁が利いて簡単だけど満足。やっと食べた昼食に気持ちも落ち着いたところで駅舎を見て回る。今でこそ無人だが古い設備が懐かしさもあり儚くもあり。過ぎていった時代を感じる雰囲気が観光資源になりそうだ。
岳南電車の醍醐味の工場地帯を抜ける!
岳南原田駅から眺めるその先には工場地帯が見える。岳南電車の有名イベント『夜景電車』で幻想的な世界観が広がる一画だ。ココが多分一つの見どころ。この工場の間を縫うように走る電車の車窓が他では味わえない風景だ。
工場地帯を縫うように抜けるこの路線、昼間でも十分楽しめる区間だ。岳南原田駅から比奈駅までの車窓動画がこちら。途中からなのはご愛敬。
車内は乗客がほぼいないので貸し切り状態に。岳南原田駅からそのまま岳南江尾駅まで一気に乗車。シートの窓枠には『夜景電車』イベント時の座席番号も。
岳南富士岡駅では『がくてつ機関車ひろば』に停車中の機関車がいくつも展示されている。降りる時間が無かったので、車内からちょっとだけ眺める感じになってしまった。今度はしっかり遊びに行きたい場所だ。夜も綺麗らしいので、どこかにホテルを取って堪能したい。
そのまま一気に岳南江尾駅へ到着。
線路はこの先途切れており、終端感が漂う。
駅舎はやはり無人で、しかも新幹線の通る脇の住宅地という事もあり、新幹線の通る音以外は閑静な雰囲気が侘しく感じてしまう。
さて、電車に乗って帰る…前に、つけナポリタンを食べにちょっと寄り道していこう。
喫茶店「アドニス」のtwitterに助けられる!
実は、楽しみの一つにしていた「つけナポリタン」。これを食べれるお店が全然見つからずに諦めていたところ、Twitterでこんな情報が!
慌てないで大丈夫ですよー🙆♂️
可愛いアルバイトの子が用事があるので帰ってしまいますが
おばさんと僕が居るので開けて待ってまーす🙌
— coffeeshopアドニスです🍵 (@kazunoritomonor) March 12, 2022
まさかのアドニスさん(@kazunoritomonor)からtwitterに反応が! やり取りさせてもらい、再度吉原本町駅から喫茶店「アドニス」さんへ向かう事に。まずは吉原本町駅へ到着。
電車を見送って先ほどの商店街の方へ。さっきは途中で戻ったのだがそこからおおよそ200m歩かないくらいで「アドニス」さんを発見! もうちょっとだけ進めばお昼に「つけナポリタン」食べれたのに!
マップによっては入口が横の脇道側に描かれているケースがあるので注意が必要だが、アドニスさんは商店街沿いにあるので、見落とさないようにしよう。上の看板を見つけると分かりやすかも?
入口のトマトのキャラクターが可愛い!
さきほどとtwitterで助けて頂いた秋葉原PLUSです、と浦島太郎に助けられた亀のようなセリフで店へ。頼むのは「つけナポリタン」で決まっているのだがメニューが喫茶店のものでハンバーグとか気になってしまう。でもここは「つけナポリタン」をオーダー。
こういうタオル地のおしぼりって良いよね。紙のおしぼりより大切に扱われているような気になる。太い麺なので湯で時間が長いらしく、その間に「つけナポリタン流儀」を一読する。味変も含めて食べるのが流儀のようだ。
麺は太めとは聞いてたがかなり太い。そしてトマトスープ?のつけダレも具がたっぷりで食べ応え十分。
それでは、初回なので流儀に従い食べることに。まずはその1、よくつけて食すべし。
箸で食べるナポリタン。なんだか新鮮。太い麺にトマトベースのタレがまとわりつく。トマトの濃い味が太い麺に負けずに主張するバランスの良さが二口目、三口目と箸を進める。続いては食べ方流儀その2、チーズを絡めて食すべし。
ココはあえてチーズが入っている中にさらにチーズを振りかけて追いチーズ状態に。麺をつけて一口。
こちらは太い麺に絡みつくチーズの味が先ほどのトマトベースに変化をもたらしてくれる。食べた後のチーズの香りも食欲が進む要因かも? 食べ方流儀その3、半分食べたらレモンを麺にかけて食べるべし。
トマトベースのつけダレにチーズと濃い味が続いている中、レモンの酸味であっさりさが追加されるので、濃い味に空いていた口の中が少しすっきりする。そして残ったトマトダレ。これは追加ご飯でおじやにするしかない!
ココで登場するのが岳南電車のフリーチケット。このチケットを提示するとミニご飯が無料で注文できるのだ! 岳南電車のチケットによって違うようなので、サイトなどを見て特典が受けれるチケットを確認しておくと良いだろう。
このご飯を、トマトダレに、IN!…の前にチーズを追加。
しっかり混ぜ込んでトマトベースのおじやに。
さらに追いチーズをして一口。今原稿を書いている口の中から唾液が止まらないくらい味を思い出してしまう。
これで「つけナポリタン」は十分に堪能できた。アドニスさん、ありがとうございました。最後に喫茶店と言えばレスカ。レモンスカッシュを追加でオーダー。
喫茶店のレモンスカッシュとbarのレモンスカッシュって色々あって楽しみの一つにしているけど、アドニスさんのは定番中のド定番で締めにちょうど良かった。ストローが紙だったのだが、地元企業の製品らしくこんな張り紙も。
気になる人は「春日製紙」さんのサイトで確認を! 最後はマッチを頂いてしまった。久しぶりにマッチを見て嬉しくなってしまう。禁煙がはびこってタバコを吸う場所も難しい時代となったのでマッチも貰うことが少なくなってしまった。時代の流れとは言うものの喫茶店でもタバコが吸えないのは寂しいものだ。(ちなみに、黒井はタバコが嫌いです。)
と言う訳で、岳南電車の芳名板を確認しに行ったのに、なぜか岳南電車沿線で名物を堪能してきた旅となってしまった。『夜景電車』を含め様々なイベントが行われているようなので、是非岳南電車沿線でプチ旅を楽しんでみよう!
【会社情報】
■会社名:岳南電車株式会社
■会社サイト:https://www.gakutetsu.jp/
■Twitter:@GakunanEtrain
【店舗情報】
■店名:coffeeshopアドニス
■住所:静岡県富士市吉原2丁目3-16
■Twitter:@kazunoritomonor
■サイト:https://coffee-shop-cafe.business.site/
■営業時間・定休日:サイト等をご確認ください。