千代田区が2014年10月から本格サービスを始めたレンタサイクルの「ちよくる」だが、旅行者が気軽に使う、と言うには若干辛い現実が待っているようだ。今回、「ちよくる」を使う迄の手順を2回に分けて紹介する。

 

【次回の話：ちよくるに乗ってみた（自転車利用編）】

 

事前の「会員登録」が必要！

てっきり交通系ICカード（Suica、PASMO等のカード）を使うので「ピピッ！」っとやればすぐに使える観光客向けも含めたサービスなのかと思ったらそうではない。事前の会員登録を行なう必要があるのだ。登録時に準備するものは1つ。実際に使う際にSuica等が必要になるので、実際に利用する迄に準備するものは2つとなる。

サイトで「会員登録」

まず最初に「ちよくる」のサイトを開く。Googleで検索すればOKだ。

続いて、左上部にある「会員登録」をクリックしよう。

すると、下の画面のような赤いイメージの「ちよくる」の登録サイトが表示される。

利用規約を読まなくても「規約に同意する」をクリックすればOKだ。ちなみに利用規約をクリックすると下記のような画面が表示されるのみだ。

 

必須入力の多い会員登録

同意すると表示されるのが会員情報の登録画面だ。赤いアスタリスクマーク(*)が付いている部分は必須入力となっている。結構めんどくさい。

全てを入力し終えた画面がこちら。個人情報部分はモザイク処理させて頂いた。

この時点で気付くのが、携帯メアドが無いと登録が出来ない点だ。後日メールアドレス変更でgmailに変更出来たので、多分この時点でもgmailはOKと思われるので上手く活用したい。そして登録ボタンをクリック！

あ、パスワードが面倒な仕様になっている。英数、数字、記号を組み合わせる必要が有るようだ。英字と数字の組み合わせでOKだったのでそこまで悩む必要な無さそうだ。

登録した情報の確認画面。問題が無ければ登録するをクリックしよう。後ほど変更も可能なので取り敢えずサクサク進めて行く。

 

クレジットカード必須！！！

個人情報の登録を終えると次ぎに出てくるのが決済手段画面。クレジットカード1択となっている。未成年やカードを持たない場合はこの時点で自転車の利用が出来ない事になる。先ほど登録時に準備すべき1つのモノとは「クレジットカード」だ。

この辺りは折角交通系ICカードを使うので、そこからの引き落としで対応してもらえると嬉しいのだが、まだまだ先の話になりそうだ。そんなこんなで今回はクレジット情報を入力して次へ。

確認が有るので、内容を確認の上登録。

登録が完了すると下記のような画面になる。

 

 

マイメニューからFeliCaの登録用番号を出力

登録は完了したのだが、手元の交通系ICカード（Suica、PASMO等）と個人情報が連携出来てい無い為、まだ自転車は使えない。自転車を使う際に番号を入力する事で交通系ICカードとの連携が出来る。その為の番号を発行しておこう。

マイメニューから「会員情報」をクリックする。

登録した会員情報が表示されるが、今回は7番の「会員証登録」をクリックしよう。すると赤い番号が表示された画面が出てくる。

この番号は先ほど登録した携帯アドレスにもメールが飛んでくるのでメモはしなくても大丈夫だが、ドメイン指定拒否などをやっている場合はメールが届かないので注意しておこう。そして、この番号をもって「ちよくるに乗ってみた（自転車利用編）」に続く事になる。

 

その他、マイメニューから確認出来る事

実際に利用を始めたら頻繁に見るであろう画面が「自転車（ポート）の位置と台数」を見る事が出来る画面と、今月の利用金額だろう。まずは設置マップの表示はこのような感じだ。

千代田区全域なので、秋葉原から溜池や東京駅辺り迄は利用可能だ。利用可能台数も出てくるので０台となっている場所へ行く場合は注意が必要だ。

そしてこちらが利用明細画面だ。どのタイミングで集計しているのか不明なのだが、ある程度の金額は把握出来るので遠出をした場合などは気をつけておきたい。

 

以上が「ちよくる」に乗る為に事前にすべき事だ。旅行者が思いつきで「ちょっと自転車で千代田区を回ろう」と思って利用する事は全く不可能だが、「地域コミュニティー内で共有で利用」と言う意味ではFeliCaも使えるので鍵を無くす率が少なく手軽で便利だ。またポートも公共施設に設置されているパターンが多いので、役所に用事がある、などと言った場合にも便利だ。では、次回「ちよくるに乗ってみた（自転車利用編）」をお楽しみに！

 

 

【詳細情報】
■名称：ちよくる
■サービス：レンタルサイクル
■利用に関して：事前にWEBからの利用者登録が必要
■料金：個人月額会員の場合は月額1000円で1回30分迄の利用が何度でも無料。以降30分につき100円（2015年4月からは新料金となる為、サイトを確認下さい。）
■サイト：http://docomo-cycle.jp/chiyoda/