ちよくるに乗ってみた(自転車利用編)

rp_PA170543前回「ちよくるに乗ってみた(会員登録編)」に続いて今回は「ちよくるに乗ってみた(自転車利用編)」と言う事で実際にFeliCaの登録、それと利用してみた。軽く秋葉原の街を疾走してみたので、使い勝手や注意点なども紹介して行こう。

【前回の話:ちよくるに乗ってみた(会員登録編)

 

FeliCaとユーザー情報を紐付ける

毎回4桁のコードで利用しても良いらしいが、今回は今後も考えSuicaやPASMO等のFeliCaを登録した後に利用する事にしよう。

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場所は秋葉原公演のちよくるのポート。自転車が並んでいるがサドルの後にテンキーとFeliCaの読み取り部分が描かれた装置が見える。こちらで登録を行なって行く。

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まずは会員登録を行なったちよくるの画面から「会員証登録」をしておこう。

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登録しているメールアドレスに同じ内容が届くので、それを実際の自転車の前で確認しながら作業する。

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手順も一緒に届くので この通りに登録して行こう。

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メールで届いた登録番号を入力して登録完了だ!

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と思ったら認証NGと表示されてしまった。もう一回同じ手順で再度行なうと登録完了できた。どうも通信環境が悪いタイミングも有るようなのでメゲズに登録しよう!

 

登録完了! 早速秋葉原の街を疾走!

さぁ、今回は秋葉原公園を出発し昭和通りから蔵前橋通りを抜けて神田明神のポートへ向かう。その後、神田明神のポートから明神下交差点を抜けてジャンク通りを抜け芳林公園のポートに向かう事にした。では早速搭乗!

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その前に1つ確認しておこう。ロックを解錠するには先ほど登録したFeliCa(PASMOやSuica)を使う。鍵をかける場合は手でレバーを押し込んでロックをする。そうすると、リング状のバーがタイヤをロックする仕組みだ。

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この状態から解錠するには先ほど登録したFeliCaをかざそう。通信が始まり大きな解錠音と共に鍵が自動的に外れるぞ!

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ちなみに、この一連の操作を含めた全ての操作に関して登録してあるメールアドレスに逐次状況が届くので、操作をしたらメールを確認するとミスが少なくなるぞ。

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メール受信画面。1操作で1通なのでメールが頻繁に届くので注意しよう。

では乗って走ってみる。走行中は写真撮影出来ないので様子をお伝え出来ないが、タイヤの径が小さいのと電動アシストがある為、かなり軽いペダリングで運転出来る。しかし、この自転車は装置が多すぎて初回は困ってしまうだろう。軽く説明しておこおう。まずはハンドルの右を見てみよう。数字が書かれている部分と、その上部にレバーらしきものが見えるはずだ。

rp_PA170536ハンドルの右の付け根部分、数字がある部分のすぐ横がギアチェンジの装置だ。慣れる迄ギアチェンジに手こずるかもしれない。そして、後にカゴが見える部分のレバーはハンドルロック用の機構だ。写真から見えないがレバーの反対側にロック機構があり、こちらを押さえながらレバーをあげるとハンドルロックする。駐輪時に固定する際に使用しよう。次にハンドル左側を確認していく。

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こちらが電動アシストの電源だ。最初はこのスイッチを入れ忘れて自転車を使っていたが、電源を入れると電動アシストが動きだし、かなり快適に自転車に乗る事が出来る。また、アシストの強さを選択出来る。「強」は「後からかなり強い力で押されている感じ」を感じた。オートエコはアシストされているが最初の漕ぎ始めのみ、といった感じだ。使う場所や自分の体力に併せて調整しよう。また、バッテリー残量とアシスト出来る残り距離数、現在の時速を切り替えて表示出来る。

 

自転車で疾走! 途中下車でタコスブレイズへ!

神田明神に行く途中、ちょっと小休憩を兼ねてタコスブレイズへ。チェリー味のドクペを一気飲みした後、これから坂を上って神田明神へ向かうぞ!

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神田明神に向かうルートは坂が続き、裏道などはアップダウンが一部有って自転車には若干辛い場所なのだが、この自転車はアシストがかなり有効に効いて快適に上がって行ける。そしてあっという間に神田明神に到着した!

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ポートが分からない! 時間が、時間が足りない!!

ちよくるのマップによると神田明神にはポートが2つ存在する。存在するはずなのだが…見つからない! ちよくるは1回の利用に対して30分は無料なのだがそれ以降は30分につき100円かかる。(2014年10月現在。2015年4月からは新料金となるので注意。(※個人の月額会員の場合))  焦り神社の方がいらしたのでポートを聞いてみると、写真の場所から奥の車などが止めてある場所に有るとの事。早速移動する。ちなみに、ポートの場所を聞いた際に反対にちよくるの使い方に関して訊ねられた。まだちよくるの存在はあまり知られていない様子だ。

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奥に進むとポートを発見! 自転車を止める。

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鍵をロックして、その後Enterキーを押して返却処理を行なう。その際、GPSでポートの位置を確認して該当箇所であれば返却となるのだが、たまにGPSの位置情報取得に失敗するのか「返却NG」となる事が有る。この場合はしばらく(20秒ほど)待つか、別の開いているポートへ移動すればGPSを再取得するらしく返却出来る。一瞬「何故?正しく置いたのに返却NGってなるよ!!」と焦るかもしれないが、落ち着いて対処しよう。

 

乗る前の簡単なチェックポイント

今回はこの後神田明神から練成公園(アーツ千代田3331)まで再び自転車で移動したのだが、1回の利用で30分無料は時間が非常に短い。せめて1時間は無料で無いと買物等で利用出来ないのが悩ましいところだ。現状はポートから別のポートへの移動手段、と考えておく方が良さそうだ。

rp_PA170562次は「ポートが見つからない」や「ポートに素直に入れない」点だ。例えば練成公園の場合は上記写真なのだが、ポートの目の前は柵が有り素直に入れない。一度道路の端近く迄いってから歩道を進みポート迄いかねばならない。このような時間のロスが必ず発生する。先ほどの1回30分無料で済まそうとすると、実質20分程度が純粋な自転車利用時間だ。

最後はちよくるを使う際なのだが、事前に以下の2点をチェックしてほしい。

  1. バッテリー残量
  2. サドルの位置合わせ

特にバッテリー残量には注意したい。電源を押して残量を確認すると、「40」や「80」や「FL」といった表示が出る。これがバッテリー残量だ。ポート間の移動だけであれば(30分内の利用であれば)気にする必要は無いが、やはり出来れば多めの自転車に乗りたい所だ。下の写真は練成公園で撮影したのだが、自転車によりこの程度のばらつきが有る。

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2つ目はサドルの調整だ。利用前にサドル調整出来るので先に調整しておこう。これにより短い30分を有効に利用する事が出来るぞ!

今回感じたのは、このちよくるは観光向きだと言う点だ。30分の無料制限も秋葉原で乗り回す分にはポートも多いので問題無い。さらに観光向けルートとしては「秋葉原駅〜神田明神〜芳林公園〜秋葉原駅」や「秋葉原駅〜神田明神〜神保町(駿河台下)」といった移動は「町中で自転車に乗る」面白さを含め、非常に楽しい。

しかしながら、やはり1回の無料時間の30分が日常利用を考えた場合に一番の問題と思われる。「移動で20分自転車を使い、15分買物、20分かけて戻る」といった買物用途にすら現状利用出来ない。観光客や一見利用がしずらい現状の利用システムを見る限り住民や現地法人の従業員を対象としていると思われるので、是非利用時間は改善して頂きたい。

 

【詳細情報】
■名称:ちよくる
■サービス:レンタルサイクル
■利用に関して:事前にWEBからの利用者登録が必要
■料金:個人月額会員の場合は月額1000円で1回30分迄の利用が何度でも無料。以降30分につき100円(2015年4月からは新料金となる為、サイトを確認下さい。)
■サイト:http://docomo-cycle.jp/chiyoda/