今回は千葉県勝浦市にある藤屋さんを訪ねてきた。実は2013年12月の年末に当サイトで一度お世話になったことがあるのだが、皆さんは覚えているだろうか? そして、勝浦で開催される「ビッグひな祭り」の時期に合わせて今回は伺ってみた。それでは、その様子をお伝えしていこう!
近いような遠いような千葉県勝浦市
今回訪ねた勝浦市は千葉県の外房(太平洋側)にある都市だ。東京からだと特急で約90分、バスで約120分程度の場所にある。今回は行きは時間の余裕もあったので浜松町からバスで一路勝浦へと向かうことにした。 浜松町駅を出てバスターミナルへ向かう。人通りがモノレールとは随分違って少ないので途中不安になるが頑張ろう! 写真のエスカレーターを降りると足元にはこんな案内が。 右下の案内に従い進んでいこう。ちなみに、今回バスを利用したのだが勝浦までは1,850円(片道)で乗車は浜松町と東京駅で可能となっている。ただし全席自由席となっている為、少しでもお気に入りの場所に座ろうと思うのであれば浜松町から乗るのをお勧めする。また車内にはトイレ等の設備はないので注意しておこう。 1番のりばからの発車となる。改札は出発10分前くらいに開始されるので、それまでは近くのベンチで待機しておこう。 そして改札が始まり安房小湊駅行きに乗り込む。途中の勝浦駅で下車することになるので乗り過ごしには注意しよう。それでは、バスが出発。東京駅までは一般道を、東京駅から高速に乗り鶴舞までアクアラインを経由して進む。 レインボーブリッジを渡り、アクアラインへ。 千葉に入ってしばらく行くと東京から1時間とは思えないような自然の多い場所を進んでいく。さらに、鶴舞BTを過ぎてメガソーラー施設の脇を抜けて勝浦へ。 そして勝浦駅付近のバス停で下車となる。到着はほぼ16時。今回はアクアラインでの事故の影響、および汐留の工事渋滞で約2時間半の旅路となった。バス移動は時間の余裕を見ておきたいところだ。
バス停を降りて目の前に雛人形が!
勝浦のバス停で降りてまず目に付いたのが道路反対側のこの家だ。 一般宅と思われるがひな人形が大量に飾ってある。これだけでもびっくりなのだが家の敷地内までたくさん飾ってある。かつうらビッグひな祭りの洗礼を到着すぐに受けてしまった。これはなんだかワクワクしてしまう。 こちらは貼ってあった今回のビッグひな祭りのMAPだ。どこで配っているか不明だったのでとりあえず写真を撮影しておいた。さらに街中を見るといたる所でビッグひな祭りを体験できるのだが、それは後ほど夜のイベントと共にお伝えしていこう。
裏切りの観光案内所
ビッグひな祭りの開催期間は2015年は2月20日から3月3日までとなっており、今回訪ねたのが2月21日と開始二日目にもかかわらず、駅前の観光案内所は16時にもかかわらず閉店。これ、勝浦市の人に聞きたい! なぜ観光客がくる最初の土曜日にお休みするかな?
実際には、ビッグひな祭りのメイン会場にテーブルを出してMAPを配布中だったらしいのだが、公共交通機関で来た人は途方にくれること間違い無しだ。ここは改善してほしい。
藤屋さんに挨拶にいく!
さて、今回のメインイベントである「お世話になった藤屋さんい挨拶にいく」事にした。ちなみに当時の記事は「「年越しそば」という事で千葉県勝浦駅の「藤屋」で萌え納めをしてみた!」だ。内容は、年末に萌えハガキを配布する蕎麦屋さんがあると聞いて実際に千葉県勝浦まで行ってきた、という内容だ。そして今回もきました!藤屋さん! 中に入ると1組の孫を連れたおばあちゃんだろうか? 先客でいて蕎麦屋なのに勝浦タンタン麺がないか聞いていた辺りで「大変だなぁ」と思ったりもしたが、とりあえず挨拶しちゃうと色々気を使わせてしまうので先に食事を取ろう!と頼んだのがこちら。板わさだ。食事じゃないって? 景気付けに一献ですよ。そして続けて大ざるを頼む。しばらくしてきた蕎麦がこちら。前回の時となんら変わらぬ安心感。いただきます! 昼ごはんを抜いていたこともあり、一気に食べきってしまった。そしてお待ちかねのそば湯タイム。このそば湯が最近美味しく感じてしまって、歳を重ねたなと思ってしまう。 そして、さらに前回食べ損ねた「鰹の角煮」を注文。もっきゅもっきゅとした鰹の歯ごたえがたまらない。そして進む日本酒が2本目。 ミツバの風味がまたいい感じなのですよ。そんなこんなでちょっと飲みすぎた感はあるものの、改めてご挨拶をして、トントン拍子に夜のビッグひな祭りの特別会場へご招待頂きました! そんな訳でご紹介いただいた宿の「かくい」に一旦チェックインして再び会うことに。
街中のビッグひな祭りの様子
少し暗くなってしまった時間帯だが、ちょうど日が落ちる頃を狙って行きたい場所である「遠見岬神社」を目指して街中を散策してみた。散策して気づいたが街中がビッグひな祭り一色なのだ。藤屋さんから順に遠見岬神社までの道のりにあったひな飾りを紹介していこう。まずは藤屋さんを出てすぐのせんべい屋さんの角にひな人形が。 進んで行って商工会議所付近。 実はこのひな人形、毎日取り込んで室内で保管し翌朝再び飾り付ける、という手間を惜しまない作業が必要となっている。その為、朝早い時間や夜遅い時間になると竹筒のみしかなかったりする場合もあるが、そういう理由だそうだ。そして、翌日食べることになった勝浦タンタン麺の自販機もある。 一般の御宅でもクリスマスイルミネーションのようにひな人形が飾ってあるのを発見! 本当に街ぐるみで祭りをしている感じで、どこに飾ってあるか探すのが楽しい。 次は電気屋さんの店の前に発見。 続いて八百屋さんの店先には両脇にそれぞれ飾ってある。 そしてビッグひな祭りのメイン会場の一つがこの墨名交差点(となこうさてん)だ。こちらは夜も天露除けのビニールを張ってあるだけなので、雨の日でも見ることができる貴重な場所だ。パンフレットなどにも載るメイン会場の一つだ。 ここから商店街へ入っていく。時間がすでに18時半を過ぎた頃となっており、ひな人形を取り込む店もチラホラ出始めている時間帯だ。そんな中で目に付いたお店をピックアップしてみた。本当に「いつものスペースをちょっとあけてひな人形を飾っている」のがわかるだろう。もちろん気合が入った展示はスペースをしっかり確保しての展示となっているぞ。
夜の見どころは遠見岬神社!
東京から観光で来る場合、大多数の人は朝来て夕方帰ると思われるが実はビッグひな祭りは夜はまた別の顔、というのをご存知だろうか? これは勝浦で一泊する必要があるほどの魅力的なものだったりする。まず最初は遠見岬神社のビッグひな祭りのライトアップ風景だ。 商店街から歩いて遠見岬神社へ向かうと、神社近くに来ると上写真のように遠くから参道に並んだひな飾りがライトアップされ周りの暗闇に浮き出るように映えて見えるのがわかるだろうか。 近づくと見事にひな人形が石段の全てに飾られているのがわかる。そして昼とは違った夜のライトアップ風景はその場にいると幻想的で、街中の飾りとはまた違った感想を抱いてしまう。 これは夜しか見れない。夕方に戻ってしまうのは非常に勿体ない!
21日限定!勝浦松野長勝寺の寺回廊飾り・竹灯篭によるライトアップ
こちらは勝浦を訪ねた2015年2月21日1日限り限定のイベントで、長勝寺の周りにひな人形が飾られライトアップされるイベントが開催されていた。今回は藤屋さんに連れて行って頂いたが、知らなければわからない地元ならではのイベント会場だ。時間は19:00〜20:00と宿泊前提の時間での開催だが、だからこそ地元ならではの雰囲気が非常に楽しめる会場となった。 脇にはひな人形が飾られており、竹筒の灯りは優しい光で周りを照らしてくれる。 そして寺の中へ入っていくと、竹で組まれた回廊が日常とは違う世界へと誘うような印象だ。 竹の回廊を抜けると正面には満月にも見える大きな太鼓が。 会場脇には一際大きな竹筒の灯りが会場を見守っている。 この後、太鼓と三味線による演奏が始まるらしいのだが少し寒い事もあり、勝浦タンタン麺を食べて暖をとることに。このラー油でむせる感じがたまらない。 しばらくすると挨拶とともに演奏が始まった。太鼓と三味線だけの演奏なのだが寒さを感じないほどの熱気と周りの意識を吸い込むかのような演奏が人々を魅了していた。 さらに、先ほどあった満月のような大きな太鼓による演奏も行われ、嫌でも会場は盛り上がってしまう。 長勝寺での演奏が終わり、今回宿泊する「かくい」へ向かった。
野趣・海の幸『かくい』に宿泊!
今回は宿を探したのだがネットで探すには限界を感じ、事前に藤屋さんの中の人にちょっとだけお願いをしていた。そして紹介頂いたのがこちらの「野趣・海の幸『かくい』(http://www.inn-kakui.com/)」さんだ。
まずは部屋に荷物を置きに行ったのだが、正直部屋が広い! ビジネスホテルのシングルを想定していたので嬉しい誤算だ。 各部屋に風呂トイレがあり、プライバシーも十分に守られた宿泊所となっている。内装も綺麗でちょっとびっくりした。 部屋の外には海が広がっており、景色も贅沢な海の情景が観れる。「かくい」自体の宿泊部屋数はさほど多く無いので、予約して行きたいところだ。
そして夕食だ。素泊まりでもOKなのだが、公共交通機関利用の今回の旅ではホテルからの移動もタクシー利用となってしまうので夕食と朝食の2食付きでお願いした。その夕食がこちらだ。 最初に刺身。こうなるとビールが欲しくなるので追加で注文。 彩りも鮮やかで食欲が湧いてきてしまう。続いて出てきたのがホタルイカの酢味噌和えだ。 さっぱりしていて箸休めに最適。続々と料理が出てくる。次に来たのが焼き魚だ。魚の種類は失念してしまったが結構珍しい魚だったような記憶が。 この後には茶碗蒸しが手頃なサイズで出てきた。 温かいうちに食べる。ほのかに香るゆずの香りが良い! そして来たのが牡蠣の土手鍋。火が消えるまでしっかり煮詰めて食べたい。 こちらは魚の揚げ物。魚の名前は失念してしまった。申し訳ない。 蒸気がカメラに付くほどあったかい状態で出てくる。それでは一つ摘んでいただきます。 揚げ物なのだが脂っこくなくて食べやすい。身も硬すぎず柔過ぎずで微妙な加減なのが悔しい! ちょこちょこと摘みつつビールを飲んでいるとご飯と味噌汁が到着。焼き魚を含めて定食ができてしまった。これは先にご飯を頂いてしまおう! 魚をおかずにご飯を食べる。漬物を食み味噌汁で一息。いやぁ、至福だ。そして待ちに待った牡蠣の土手鍋が煮詰まったので、早速頂くことに。いや、その前に若竹煮が届いたのでそちらを先に頂こう! 春先らしい一品だ。 さて、土手鍋に戻って牡蠣を掬うとぷりぷりなのがわかる。 これで夕食の料理の全てとなる。実は少し残してしまったのが唯一の心残りなのだが、これだけの料理を個別で注文するとかなりの金額かかってしまうこともあるので、「かくい」に宿泊する際は食事付きをお勧めする。
明日は晴れるといいな…
1日目は以上となる。翌日も晴れればビッグひな祭りの会場の様子をお伝えする予定だったのだが、生憎の雨となりビッグひな祭り自体が中止となってしまった。その為、また違う所へ案内していただいたので次回その様子をお伝えすることにする。では、2日目へ。
【関連情報(その1)】
■イベント名:かつうらビッグひな祭り
■開催期間:2015年2月20日〜3月3日
■開催場所:千葉県勝浦市一帯
■勝浦市公式サイト:http://www.city.katsuura.lg.jp/forms/top/top.aspx
■勝浦市観光協会:http://www.katsuura-kankou.net/
■勝浦市商工会:http://www.katsuura.or.jp/
■勝浦市観光ポータルサイト:http://www.katsuura-sanpo.com/
■2015年版会場案内マップ:http://www.katsuura-sanpo.com/wp/wp-content/uploads/2015/02/chirashi-1.pdf
【関連情報(その2)】
■店舗名:生そば そば処 藤屋
■住所:千葉県勝浦市墨名274
■電話:0470-73-0227
■営業時間:10:30~19:30
■定休日:水曜日
■座席数:テーブル34席/座敷16席
■タバコ:喫煙可
【関連情報(その3)】
■店舗名:野趣・海の幸『かくい』
■住所:千葉県勝浦市串浜17
■電話番号:0470-73-1083
■部屋数:5部屋(和室1/洋室4)
■サイト:http://www.inn-kakui.com/
■ブログ:http://ameblo.jp/inn-kakui/
■参考:今回は1泊2食付きで宿泊しています。素泊まり等も可能。料理は仕入れで変わりますので今回の写真は参考となります。
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