深夜の広告張り替え作業の様子をレポート！

秋葉原では月に数回看板等が張り替えられている。作業は大体深夜に行われ普段観光などで来ている時は見ることはほぼないだろう。今回、偶然にもソフマップの壁の広告の張り替え作業を発見したのでその様子をお伝えしたいと思う。

深夜に働く！

秋葉原で働く人シリーズ、では無いが普段見ることがない裏方的作業を今回はレポート。ソフマップの横の広告の張り替え作業をお伝えしていこう。まずは、既存の広告を剥がす作業から。時間は21時30分ごろ。

作業車が続々と集結。作業用のエリアを確保している。そして22時頃。今まであったサイコパスの広告を剥がしていく。

見ているとフィルムが綺麗に剥がれているのがわかる。高所の作業で足場も不安定な中作業を進める作業員の手慣れた作業風景は見ていて面白い。そして22時20分頃。すでに新しい広告が一部貼られていた。

作業の様子を詳しく見ていこう。まずは左側上部「幸福」の文字の左側の柱の部分に広告を貼り付けている作業だ。手元が暗い中綺麗に貼られていく。

変わって今度は右側のマクドナルドの上の部分。貼り終わった後の点検中なのだろうか？じっくりと点検をしているようだ。

その後問題がなかったのだろう。隣のスペースの作業へと移っていった。

手元が暗い中、神経を使う貼り直しの効かない作業。時間にも追われストレスも高まるはずだ。

今回、作業風景を望遠で撮影してみた。プロの技が随所に垣間見える。まずは位置決めをして軽く貼り付けるところから。

写真を見るとわかるが、貼り付けている広告の上部10センチほどが後ろの光を通していて貼り付けられていることがわかる。その下の部分はまだ裏側の紙が剥がされていないようだ。一気に落とすと広告の自重で歪んだり切れたりするのだろう。ゴンドラから身を乗り出しつつ下の方までゆっくりと下げている。

そして無事広告を一旦落とし終えた状態が下の写真だ。

裏へ手を回して台紙部分を剥がしている様子がこちら。フィルム状なので切れないように細心の注意をしながら空気（気泡）を入れないように貼るのは至難の技だが、サクサクと作業が進んで行く。

少し貼り付けたらヘラで気泡が入らないように綺麗に貼り付けていく。縦が長いので初期位置で貼り方を失敗すると真下ではずいぶん歪んでしまうことになるのだが、綺麗に貼り付けられていく。

ここまでの作業にかかった時間が約2分。綺麗に、仕上がり美しく、そして早く作業ができる。これがプロの仕事だ。このようなプロに支えられて秋葉原の広告は常に新しいものが登場するのだ。

写真が暗いが歩行者の歩行を妨げないように、さらには下半分は移動式の足場で剥がすなど作業時間の短縮、綺麗な作業といつも大変な作業だ。

日曜日、綺麗に貼られた広告がこちらだ。今回の広告はGOD EATERとなっている。

秋葉原でもし深夜の広告張り替え作業に出会ってしまったら、邪魔をしないように離れて歩くようにして貰えると嬉しい。また、いろいろ見たいのも分かるが真下や近くではなく少し離れた場所（道路の反対側など）で見て貰えると、きっと綺麗な広告を翌日見ることができるはずだ！

黒井日夏

黒井日夏です。秋葉原は土日祝日のどこかで出現しています。最近はぶらりと遠征に出かけて写真レポートをアップしたりします。東京在住。