この時期の迷惑メールに注意!

zp_P4260228新しい環境になれない新年度の4月。この時期だけではないが迷惑メールや架空請求、勧誘の電話等、一人暮らしを始めると不安になってしまう事例も多いだろう。今回は実際に届いた迷惑メールが巧妙だったので紹介していくことで注意喚起をできればと考えてみた。

 

通販を利用していると誤認しやすい迷惑メール

通信販売を使っている人は要注意の迷惑メールを受信したので紹介しよう。今回届いた迷惑メールはこちらだ。

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ニコラ電機を名乗る注文確認書を模した迷惑メールだ。これのいやらしいポイントは「身に覚えがないのでキャンセルのリンクをクリックしてしまう」点にある。本来であればリンクなどクリックせず削除や無視をするのだが、「注文の品が届いたら厄介だ」と思われクリックさせる点が巧妙だ。一言で言えば、「身に覚えのないメールは無視する」という基本を守りつつ「件名等のわかりやすい名称でYahooやGoogleで検索して確認する」を実行すれば大丈夫だ。

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だいたいトップに「迷惑メール」が来るので回避できることができるはずだ。もし一番最初に届いた場合はわからない可能性はあるが、その場合は「通販先の会社名」が出てくるはずだ。今回の「ニコラ電機」の厄介なのは実名のニコラ・ステラが存在している点だろう。これにより法人格としてのニコラ電機(存在すれば。実際に存在している場合は訴訟等起こされることを考え「架空の会社名」でメールが届くので、会社がヒットしなければ50%は大丈夫のはずだ。)が検索にHITしないのでそのあたりも判断基準になるだろう。

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迷惑メールは法令ができたもののその隙間を縫って現状はザル法案と成り下がっている。特に新生活を送り始めると余裕も少ないので「あ、キャンセルしなきゃ」といった短絡な思考に陥りがちだ。「自分の記憶は絶対正しい」という根拠のない根拠を基本に、毅然と判断してほしい。もし本物だとしても「その際はまた頼み直せばいいや」と思い、姑息ない迷惑メールの被害に遭わないように注意しよう。

 

ちょっとした対策

この手の迷惑メールは、アンケートやプレゼントといった場所から漏れるのは昔から同じだ。たとえ大手通販サイトでも例えば以下のような細工を行うことで「どこから情報が漏れたか」がわかるので日頃から注意しておこう。

【漏れた箇所を特定するための細工例】
・住所のあとの物件名の漢字を変更する。(例)秋葉原ビル→秋葉ビル
・自分の名前を一部変える。(例)黒井日夏→黒井比奈津
・誕生日等の入力がある場合は1日ずらす。(例)2013年7月1日→2013年7月3日
・漢字を旧字体にする。(例)渡辺→渡邊
・などなど

 

自分の身は自分で守らないと、今回の地震でもそうだが政府は何もしてくれない。(または後手で終わらせる。)自己防衛の意識をしっかり持って生きていこう!