連休中は行く当てもないので、ちょっと話に上がった「浅草橋からの総武線高架下を巡る旅」をやってみた。浅草橋駅スタートで秋葉原に向かって右側の高架下を巡ってみた。新しい秋葉原の発見になるか早速スタートだ。
総武線高架下はノスタルジックスペース!
さて、今回のスタート地点は総武線の浅草橋駅。千葉方面に一駅進んだ駅だ。
浅草橋といえば人形問屋の街としても有名。駅の周辺にだけでも多くの大きな老舗店舗が軒を連ねている。もちろん小さな味のあるお店もたくさんあって問屋の街のイメージ通りだ。
それでは早速浅草橋駅を出て秋葉原方面へ歩いていこう。今回は秋葉原に向かって右側の通りを進んでみた。左側の通りもまた違う趣があって面白いので、気になる人は通ってみるのも良いだろう。ちなみに浅草橋〜秋葉原までは徒歩で約20分といったところだ。
上を通っているのは改札などの設備だ。浅草橋駅は道の上部に張り出す形でホームがあるのが特徴。そのため、高架下はアーケード街のような雰囲気も醸し出している。
高架下には問屋のような店舗のような、御徒町に似た雰囲気を持つ街並みがしばらく続く。
ふと上を見上げると、浅草橋駅のホームが覆いかぶさるように張り出している。高さが十分あるので圧迫感は少ないが、なかなか見ごたえのある景色だ。
さて、そのまま進んでいくと浅草橋駅の西口がみえてくる。
西口は総武線の高架下に改札を持つので左右に通り抜けできる構造だ。そして、この付近で少し道路が狭くなる。
そのまま通り過ぎて秋葉原へ向かっていこう。ここから先は少しさびれた雰囲気になるので夜歩く際は注意したほうが良いかもしれない。
遠くに秋葉原のビル群が見える。
この辺りは高架の耐震補強も終わっているようで、順次何か立てられるだろう。総武線高架下の面白いのは、浅草橋付近と秋葉原駅付近で建築方式が違う点だろう。横断歩道を渡り進むと問屋の看板を発見。創業大正5年!
先に進むと鉄工所のような建物もあり、この辺りは倉庫街のような印象を受ける。順番に風景をみつつ清洲橋通りまで進んでいこう。
中継地点:清洲橋通り
だいたい浅草橋と秋葉原の中間地点にあるのが清洲橋通りだ。
総武線高架下は左右対称になっているのはこの写真の通りだ。
清洲橋通りの架橋は年代を感じさせる重厚感がある。
それでは総武線高架下を秋葉原に向かって右側を進んでいこう。
清洲橋通りを渡り一つ目の交差点から左手に見えるのが佐久間公園だ。
この公園の対角線奥(写真奥)に行列ができるラーメン店「青島食堂」がある。
さて、元に戻って総武線高架下を進んでいこう。
ここに来て高架部分に足場を発見。拡大してみるとワイヤーで橋脚と架橋の部分をワイヤーで結んである。地震で落ちないための対策だろうか。
手前側にも。
橋脚を真下から見ると綺麗にワイヤーが見えるのがわかる。
ここも古いのでいろんな場所に補強が入っているようだ。さて、これから先は橋脚部分が変わってアーチ型になる。今までの高架部よりさらに年代が遡ると思われる。その美しいアーチの連続はまた違った時代感を感じさせてくれる。
このアーチ部分の高架が連続する場所まで来るとほぼ秋葉原のイメージだ。遠くを見ると居酒屋の看板が繁華街の趣をあたえてくれる。
アーチ部分は狭い場所に居酒屋があるなど雰囲気がノスタルジックだ。振り返りつつ秋葉原に歩いていくと昭和な感じがして知らない人は楽しめるかも?
そのまま進んでいくと右手にアパホテルが見えてくる。
さあ、そろそろ秋葉原駅だ。
この先が昭和通り。そう、秋葉原駅の昭和通り改札口の前に到着する。
普段歩かないと思われる浅草橋から秋葉原までの約1kmの区間、たまには一駅前で降りて街散策をしつつ秋葉原まで来てみるのも楽しいはずだ。浅草橋から秋葉原まではお茶の水や御徒町と比べると観光名所はほとんどないが、その分生活感を感じることができる貴重なルートになっている。人通りは少なめなので昼間の時間帯に通るようにしよう。たまには一駅前から下車して秋葉原散策、違った発見が楽しくなる、そんな楽しみ方を試してみよう。