アニメ制作の現場を垣間見た!? Too主催のアニメ制作ワークフローセミナーに参加して来た!

rp_P1250036_12014年1月25日。この日は待ちに待ったToo主催のアニメ制作ワークフローセミナーの「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」メイキングが開催される日だ。会場は撮影出来なかったが、その様子をお伝えする。

 

アニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』とは?

ヤングキングアワーズで現在連載中の「蒼き鋼のアルペジオ」が原作のアニメだ。その為タイトルには『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』となっている。このアニメだが、その見た目とは裏腹に大量の3Dモデルが使われている。アニメは丁度ニコニコ生放送の一挙振り返り放送が2月7日に予定されているので、見ていない人は見る事をお勧めする。

このアニメを見た人は分かるが、3Dモデルで色々なパーツや人物が作成されている。それらをアニメっぽく調整して完成しているようだ。それらの作業の様子は昨年の12月に先行上映された12話の会場でもメイキングムービーとして流れたが、今回のToo主催のアニメ制作ワークフローセミナーでは、実際に使用しているツールを使った制作の過程が説明されるとの事。セミナーの内容は録画録音禁止と言う事も有りお伝え出来ないが、会場の様子や説明があったツール、それと制作過程を見ての感想をお伝えしたいと思う。ただし、記者自身がアニメ作画に詳しく無いので間違っている場合も有るがご了承頂きたい。

 

UDXとダイビルを間違えて会場に乗り遅れる!?

初手から大失敗をした。今回の会場はダイビルだったのだが、なぜかUDXと思い込んでおり案内が無く右往左往してしまった。

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なぜかUDXの5階と思い込んでいた。

届いていた参加確認メールを再度見直し、目的のダイビルに到着。入口にイオナが出迎えてくれていた!

rp_P1250037今回のセミナーだが、15:30〜18:30までと約3時間の内容の濃いセミナーとなっていた。内容としては、始めの30分ほどで主催の株式会社.Tooによる製品紹介(AUTODESK 3DS MAX 製品情報)、及び、製品を使うのに最適化(メーカーによる3DS可動確認済みモデル)されたHPのZシリーズが紹介されていた。その後約2時間30分の株式会社サンジゲンによるメイキングの様子、3DSやPencil+3といったツールを使う事による制作や編集作業の効率化などの話が行なわれた。

 

会場にはアルペジオ関連の展示が!

今回のセミナーは参加者が約400名と言う事もあり、アニメ制作関係者だけではなかったようだ。その為ファン向けのサービスも幾つか準備されていた。それらは撮影可能だったので紹介しよう。

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こちらは等身大のタカオ、イオナ、ハルナだ。横に並んで写真を撮影している姿も目撃した。

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さらに、多分どこかの会場で販売されているのを見た事があるだろうTシャツも展示されていた。キリクマ与太郎も可愛くプリントされている。

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そして、こちらは放送開始をPRするポスター。手前からイオナ、キリシマ、タカオ、ハルナ、コンゴウが並んでいて静観してしまう。

セミナーが終わると多くの人が出て来た。流石400名もの人が興味を持ったセミナーだ。

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セミナー終了後、アンケートを記載して返却するとアルペジオのリングノートを貰う事が出来た。コレは貴重かも?

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といった感じで今回のセミナーは終了した。今回のセミナーを終えて思ったのは、3Dで緻密にリアルにモデリングしたものをアニメに合わせて敢えて崩して行く作業、というのが重要な要素となっていると感じた。そもそもが使うツールとして3Dモデルを作り込む事自体は現実に近づける作業でありアニメ(絵)にする事とは反対の作業な事が多いと感じた。リアルに作ってデフォルメする。それらの作業に少し疑問を抱きつつも現状は模索中、と言うべき状況なのかもしれない。コレからも進化して行く制作現場を楽しみにしたい。

 

【セミナー詳細】
■セミナー名:
Too アニメ制作ワークフローセミナー
TVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』メイキング
~ サンジゲンがひもとく進化し続けるセル調CGアニメの裏側 ~
■開催日時:2014年1月25日(土)15:30〜18:30
※セミナーは既に終了しました。
■場所:東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2F 秋葉原コンベンションホール
■参加条件:抽選で当選した方のみ
■サイト:http://form.too.co.jp/form/fm/dms/arsnova/
■主催:株式会社Too
■協力:
株式会社サンジゲン
株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ
■協賛:
オートデスク株式会社 メディア & エンターテインメント
日本ヒューレット・パッカード株式会社
セイコーエプソン株式会社
■紹介ツール(一部):
AUTODESK 3DS MAX 製品情報
PSOFT Pencil+ 3 製品情報