2013年5月12日前後と言えば、4年振りの神田明神のお祭りである「神田祭」が行なわれた日。秋葉原の中央通りは当日は外神田連合の神輿で埋め尽くされていた。2013年の神田祭の様子を中心に神田祭を追って行く。
神田祭開催中の秋葉原の街中の風景
今回は連載第1回目という事で、神田祭の当日である2013年5月12日の正午過ぎの中央通りが祭で埋め尽くされた様子を紹介する。
当日の中央通りの様子
当日の中央通りはいつもの歩行者天国の時とはうって変わって、馴染みの町並みに普段は見る事の無い祭の半纏と神輿。この違和感はワクワク感を与えてくれた。
写真は当日の12時30分頃の中央通りの様子だ。お祭りの人と観光客、買い物客を見る事ができる。その後、徐々に各町会が集まって来て、13時45分にはこのような状態に。
手前の紫色の半纏はアーツ千代田3331がある五軒町の方々だ。AKB劇場のあるドンキホーテ前にこのように半纏や神輿が揃うのは本当に見ていて面白い。
観光客も我先にと中央通りの中を写真を撮りながら移動している。今回の神田祭では私は栄町町会のお世話になったので、栄町の写真が多い。上の写真も栄町、旅籠町、田代町、末広町の提灯が見て取れる。
そして、合図で各町会の神輿が担がれる。外神田連合の見せ場が始まった。
中央通りを万世橋方向へ
神輿を担いで一路万世橋方面へ。既に宮入は終えているので神田明神まで行く事は無いが、昼間の人が多い中での神輿は久しぶりに秋葉原がアニメやパソコン以外で活気づいた瞬間でもある。
見て分かってもらえると思うが、ドンキホーテ前の中央通りを秋葉原駅方面に見た写真だ。見渡す限り人、人、人。全てこの外神田地域の神輿を担ぎに来た人々だ。ここからは写真が多いため、サイズを小さくして並べてみた。クリックすると通常と同じサイズになる。
本当に祭を楽しんでいる様子が見て分かる。私も今回初めて参加する側から見たが、祭は参加してこその楽しさも非常に多いと感じた。風景は秋葉原なのに、街は祭の風景。古いものと新しいもの、アニメやパソコンといったモノと伝統というモノ。共に異質だと思われるものを秋葉原という街が共に許容している様子ではないだろうか。これも秋葉原の他の街には無い魅力だ。
総武線の高架を抜ける神輿
やはり、ここは1つの山場ではないだろうか。総武線の高架を抜けて秋葉原駅で見る神輿は、また趣のある風景となっている。
後ろにソフマップやセガがあり、その前に神輿と半纏を来た人々が居る。
ラジオ会館1号館やオノデンのある駅前の交差点で一旦神輿を下ろす。ここで一旦休憩が入る。偉い方の話もあり、中央通りを練り歩くメインイベントもそろそろ終盤へとさしかかって来た。
話を聞いているそばで総武線が音を立てて通り過ぎて行くのも、秋葉原ならではの風景だ。
町会を回って挨拶
各町会では神輿を担いで他の町会の神酒所を巡る。今回お邪魔した栄町町会は末広町の交差点から2k540方面の一角にあたる町会で、目印としては、白桃書房、東京チカラメシ、うなぎ神田久保田、エルセロなどがある一角だ。お店の名前は知っている方も居るのではないだろうか。その栄町町会で他の町会の神酒所へあいさつをするのだが、秋葉原駅前は万世橋町会があり、この機会に向かうこととなった。
中央通りから2013年現在工事中のラジオ会館の前を抜けて万世橋町会の神酒所へ。
万世橋町会の神酒所で挨拶。秋葉原駅前に神輿があるのは神田祭の時にしか見れない貴重なシーンだ。
無事、挨拶も終え、次の神酒所へ向かって栄町町会の神輿は進んでいった。
そして、次回へ続く…
今回は神田祭のメインイベントのひとつである中央通り練り歩きを中心に紹介した。次回は神田祭の前日の様子を中心にお伝えする。