映画『アルピニスト』2022年7月8日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国公開!世界的なクライマー達が認めた数々の偉業!!

映画『フリーソロ』以来の壮大なスケールと迫力に満ちた驚くべき新たなアルピニストのドキュメンタリー映画が2022年7月8日(金)TOHOシネマズシャンテ他全国公開決定! 挑戦を続けるすべての人に贈る、知られざる究極のクライマーを追った物語。知られざる天才クライマーの想像を絶するチャレンジがここに!

 

命綱無し、たった独り 前人未到の挑戦 −−−

米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得した映画『フリーソロ』以来の壮大なスケールと迫力に満ちた驚くべきアルピニストのドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、2022年7月8日より全国公開となる。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いたマークは、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無――。本作は、思わず目もくらむ、崩れ落ちそうな岩と氷の断崖絶壁をものともせず、命綱をつけずにたった独りで頂点を目指すアルピニストの姿が収められている。普段、なかなか見ることのできないような雄大な自然を背景に、体力と精神力の極限に挑むマーク。そんな彼の驚くべきフリーソロというクライミング・スタイルに、思わず手に汗握る作品だ。

昨年開催された「東京オリンピック2020」で、「ボルダリング」「スピード」「リード」という3つの基本種目で構成される「スポーツクライミング」が公式種目として追加されたが、そのことで近年、クライミングに注目が集まっている。中でもロープなしで人工的な壁を登る「ボルダリング」人気は急上昇中。公益財団法人日本オリンピック委員会のホームページによると「身体能力とテクニック、そして攻略するための読みが必要で、何よりも知力や判断力がないと勝利を手にすることができないスポーツ」とのことで、もっと高みを目指したいと、その魅力にとりつかれる人も増加中だ。

スポーツとして人気を博す「クライミング」だが、そのルーツは、自然の岩場を登っていく「ロッククライミング」や、氷壁をのぼる「アイスクライミング」にある。あの高い山の上にあるものは何なのだろう。長い歴史において、人類はその高みに惹きつけられてきた。やがて19世紀になり、西洋社会では余暇のアクティビティとして、登山が注目されるようになる。その後、技術の進歩に合わせて装備も身軽となり、その結果、クライマーたちは物理的にも、精神的にも自由になった。単に頂上を目指すのではなく、どのような手段で登るのか。あるいはどれだけ早く登るのか。そこにある種の哲学性を帯びてくるようになる。クライマーたちのハイレベルなチャレンジは、一種のアートとして、われわれを感動させてくれるものだが、本作には多くの偉大なクライマーたちのインタビューが登場。危険と隣り合わせに生きているからこそ生まれてくる、その魅力的な哲学に触れることができることも、本作の見どころだ。

そしてもちろん、本作の主人公となる天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールの芸術的なチャレンジも、われわれに感動をもたらしてくれる。彼もまた、偉大なクライマーたちの歴史に連なる重要人物として、われわれの記憶に残る偉大なクライマーであることが疑いはない。なぜ人は山に登りたくなるのか。ボルダリングをはじめとしたスポーツクライミングが注目を集める今だからこそ、本作は、その問いかけに、ヒントをもたらしてくれるかもしれない。

この夏、私たちは知られざる天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールの新たな伝説を目撃する。


■タイトル:『アルピニスト』 (原題:『THE ALPINIST』)
■出演:マーク・アンドレ・ルクレール、ブレット・ハリントン、アレックス・オノルド(『フリーソロ』)ほか
■監督:ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン
■制作:レッドブルメディアハウス
■配給:パルコ ユニバーサル映画
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