今回は2023年4月2日に神田明神で行われた若手落語家・講談師ユニット「ルート9」の記者発表会に潜入した。落語芸術協会の2つ目の落語家・講談師によるユニット「ルート9」の3年目のチャレンジに関して発表となった。

 

落語？講談？すべてが楽しめる「ルート9」の最終決戦！

神田明神文化交流館4階で行われた「産経らくご」による全18公演の動画配信発表会、だったのだが実際には若手落語家・講談師のユニット「ルート9」のSeason3のルール説明を兼ねた発表会となった。

「ルート9」は9名の若手落語家・講談師によるエンターテイメントグループの総称。3名ずつ「3(three)」「メガネチーム」「さば弁」とチームを分けて様々な分野においてルールに従ってポイントを競いあう、仁義なき戦いのグループである。

秋葉原PLUSでは今度お世話になるのが、春風亭弁橋（しゅんぷうてい・べんきょう）、神田桜子（かんだ・さくらこ）、三遊亭仁馬（さんゆうてい・じんば）の3名で「さば弁」を結成している。「ルート9」には他に、春風亭昇咲（しゅんぷうてい・しょうさく）、昔昔亭昇（せきせきてい・のぼる）、笑福亭茶光（しょうふくてい・さこう）の3名による「3(three)」、春風亭昇りん（しゅんぷうてい・しょうりん）、春雨や晴太（はるさめや・はれた）、三遊亭花金（さんゆうてい・はなきん）の3名による「メガネちーむ」を結成している。

今回「ルート9」では、Season3は今までの集計対象であった配信やチケットの売り上げ数、グッズの売り上げなどに加え、明日（2023年4月3日）から公開されるルート9の公式チャネル（https://www.youtube.com/@rootnine）に毎日動画をUPし更新を行い、その再生数の結果を12月に集計しランキングに応じてチームへポイント加算する、と発表した。ルート9としては本年（2023年）の活動でいったん区切りをつける、と言う事で集大成の年となる。今から期待がうなぎ昇りだ！

昨年のSeason2では、落語を若い人に興味を持ってもらう、聞いてもらう為に落語以外の面白を通じて知ってもらえた事が成果と語った。また、地方に行った際に配信等を通じてファンになってもらえた方から声をかけてもらえるのがうれしかった、とファンの広がりに手ごたえを感じていたようだ。また、ルート9の活動について尋ねられると、このような（各チーム同士で戦う）形式での演出は本年が最後であることを断言。来年以降は別の形で色々と考えていると語った。最後にチーム毎の本年におけるコンセプト（目標）を聞かれたところ、「3(three)」は、連覇を目指しているが本年は原点回帰でこの3年間で蓄積したものを高座を通じて演じていきたい、と意気込みを語った。「さば弁」は、今年は持ち味の可愛さや親しみやすさを推してお客さんと連携して楽しめる公演を行っていきたい、と語った。「メガネちーむ」は、定期的な公演を行っておりその蓄えを使って色々なことをやっていきたい、とさらにチャレンジする意気込みのようだ。

旅行支援やマスクの緩和など今年から人との繋がりが回復する中、公演や配信、その他エンターテインメントを通じて「ルート9」のメンバーがどのように動いていくか楽しみだ。

【ルート9】

落語芸術協会所属の若手落語家、講談師の計9人からなるユニット。2021年4月から活動開始。メンバー3人ずつ3チームに分かれ、集客・グッズ・動画の人気度で競い、1位のチームが売り上げを“総取り”する。落語・講談の高座に限らず、コンサートや芝居、映画など多彩なステージを繰り広げ、若者を中心に人気を集めている。落語界の階級は全員が二ツ目。

【産経らくご】

落語動画のサブスク（定額視聴）サービス。産経新聞社主催の落語会や、若手専用寄席「神田連雀亭」の高座などを配信。落語家コラム、落語評論などのコンテンツも楽しめる。月会費1,100円（税込み）。

■サイト：https://id.sankei.jp/rakugo/

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【関連情報】

■タイトル：メディア説明会「ルート9」season3
■日時：2023年4月2日（日）12時半
■会場：神田明神文化交流館「EDOCCO」 4階「令和の間」（東京都千代田区外神田2-16-2）
■出演者：（敬称略）
・春風亭弁橋
・笑福亭茶光
・春雨や晴太
・三遊亭花金
・神田桜子
・三遊亭仁馬
・春風亭昇りん
・昔昔亭昇
・春風亭昇咲
■ルート9公式チャネル：https://www.youtube.com/@rootnine
■ルート9Twitter：@root9_