秋葉原と言えばラジオの部品から始まった電子部品が直接購入出来る国内でも有数の場所だが、その秋葉原にある若松通商さんに「歌う基板」があると聞き、動いている実物を見せて貰えたので紹介する。

 

歌う基板は初音ミクっぽい声だった！

実は前々から話は聞いていたのだが、今回訊ねた基板が一時期売り切れで入荷があるまで可動状態のサンプルが見れない為、この時期の訪問となった。

こちらが若松通商だ。多分、見た事はあっても場所までしっかり覚えていない人が多いかもしれないが、歩行者天国の上野側の終わりの末広町の駅出口の正面にあるお店だ。住所は『東京都千代田区外神田4-7-3』になる。地図はこちらを参考にしてほしい。

 

とりあえず1階を見て回る

今回目的の基板は2階にあると聞いていたが、普段入る機会が余り無い電子パーツの世界なので興味津々で1階を覗いてみた。

1階に入って直ぐに噂では聞いていた1ボードのLinuxマシンのラズベリーパイが展示してあった！　この名刺サイズ程度の小さな基板でLinuxが完全に動くとか、小さいもの好きとしては妙に興奮してしまう。ちなみに在庫は十分にあるようだった。

そして、その横にはラズベリーパイと同じLinuxが載っているビーグルボードもあった。類似製品が並べておいてあるのは探す方としては便利だ。

そして、私のようなあまり知識が無い人向けにも簡単なスペック比較表があったりと、店内フラフラ見て回ってもなかなか面白い。

 

 

本題の2階へ。歌う基板は演奏中だ！

今回の目的である歌う基板を見る為に2階へ上がる。2階に入ると既に初音ミクっぽい声が聞こえる。こ、これがその歌う基板なのか!?

こちらの写真が今回の主役「eVY1」。発売はスイッチサイエンス。現時点では末広町の3331にある会社だ。（2013年12月21日〜24日に新宿へ移転となっているようだ。）

とにかく、まずはその動いている様子を見てほしい。動画の手ぶれが激しいがご了承頂きたい。

基板の大きさは、100円玉を置いてみたので確認してほしい。手のひらサイズよりも2周りほど小さい印象を受けた。

右側には電源とUSB接続ポートが付いている。

実際に歌わせるにはUSB-MIDI音源扱いでデータを流すと良いらしい。詳しくは若松通商の2階で勇気を出して訊ねると教えて頂けるとの事だ。

今回の「eVY1」だが、ベースはYAMAHAの出したeVocaloidシリーズの「NSX-1」が搭載されている。詳しくはYAMAHAのリリース、またはスイッチサイエンスのページで確認してほしい。それでも分からない場合や、秋葉原に来たついでに若松通商の2階で実物を見つつ訊ねてみるのもOKだ。

 

 

2階には他にも遊び心を刺激する商品がいっぱい！

今回は「eVY1」を取材に行ったが、その際に出されたのがステッピングモータの制御基板とそのモータ。コレを使って何か近々作るらしい、との事だ。何が出来上がったのかは後日若松通商を訪ねると展示してあるかも？

他にも今回の「歌う基板」以外にも「しゃべる基板」が有るか訊ねた所、それならこちらと紹介されたのがこの写真の商品「Aques Talk pico」だ。製品のサイトはこちらになるようだ。「歌う基板があるならしゃべる基板もあるかも？」と気軽に聞いた結果がコレだ。品揃えはなかなか充実しているようだ。

 

 

今回は「歌う基板」の「eVY1」を見せて貰いに伺ったが、今後も面白い電子工作が出来たらどんどん記事にして行くので楽しみにしていてほしい。

 

【商品情報】
■商品型番：eVY1
■発売元：スイッチサイエンス
■チップ：ヤマハ NSX-1
■その他情報：
・スイッチサイエンス商品ページ：http://www.switch-science.com/catalog/1540/
・若松通商商品紹介ページ：
http://wakamatsu.mobi/eccube/html/products/detail.php?product_id=200418
・YAMAHAプレスリリース：http://jp.yamaha.com/news_release/2013/13102301.html

【店舗情報】
・店舗名：若松通商
・場所：東京都千代田区外神田4-7-3
■※東京メトロ銀座線末広町（出口1）のすぐ前
・営業時間：10:30～20:00
・地図：http://akibanet-kan.com/access.html
・サイト：http://www.wakamatsu.co.jp/
・通販サイト： http://wakamatsu.mobi/eccube/html/