2016年Linuxのディストリビューション秋葉原PLUS的まとめ

zp_moebuntuさて、最近Linuxを入れる記事がアップされているがLinuxと言えばディストリビューションが多く、一口に「Linux入れました」と言ってもその状態は様々だ。そこで、とりあえずネット検索でどのようなディストリビューションがあるか調べてみた。

 

UNIX系OS

LinuxといえばUNIX系OSの1種だが、他にもSolarisやMacOSXなどもUNIX系のOSとなる。またLinux以外にもフリーで取得でき、セキュリティ的にも安心感のあるOpenBSDを含むBSDなどがある。今回はLinuxと言われる系統のOSについて主にまとめてみることにした。

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画像はWikipediaより引用。

 

Ubuntu

今回記事でインストールする予定のOSはこちらになる。Debian系統のOSで比較的雑誌等の付録で付いており入手が容易なのが魅力的だ。インストールも比較的簡単なのと、説明書席やサイトの多さで初心者にはお手頃なディストリビューションだろう。フリー入手可能。

 

KNOPPIX

こちらはUSBやCDから直接起動し使用することができるので、例えば日頃Windowsを使っているがたまにUNIX系OSが使いたい場合などに便利なOSだ。以前であればUSB等に環境を構築して持ち歩くことで「いつでも、どこでも、自分環境」が構築できるOSであったが、最近はスティックPCなどのWindows系も増えているのでその分魅力は減った気がする。こちらもDebian系統。フリー入手可能。

 

Debian

UbuntuやKNOPPIXの元になったOS。このOSで業務用のサーバとして使用する事も多い。最近の状況は分からないが、以前はインストールが容易な為に試験・試作環境として導入する事も。この辺りは作業環境により異なる。フリー入手可能。

 

Turbolinux

こちらもLinux系のOSで、RedHat同様企業の基幹システムに使用されていたOS。最近はあまり聞いていないが、RedHatと異なり現在も開発中という事で現役のOSとなる。ダウンロードサポートの制限があるもののフリー版も存在する。書籍も古い物が多いものの充実はしているので、試してみるのもアリかも? 以前は書籍の付録等として付属していた事もある。

 

RedHatLinux

こちらは大企業等の基幹システムにも導入実績のあるOS。以前は多くの企業で使われていたが現在はRedHatLinuxは開発終了という事で不明。ただし、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)は継続開発中なので移行した所も多いのかもしれない。RHELのサイトは「https://www.redhat.com/ja/technologies/linux-platforms/enterprise-linux」だ。RedHatLinuxは、以前であれば有償版以外にも無償版もあり古いLinuxユーザーなら入れた事は1度はあると思う。書籍も比較的多いので古いマシンで遊ぶ場合には便利かもしれない。古いOSは書籍の付録CDを探すと入手可能だろう。

 

CentOS

こちらはRedHatの流れを持つフリーのOS。一部ホスティングやレンタルサーバーで利用されているので馴染みが多い人もいるはず。特に何か特徴的な事はないが非常に無難。RedHat系統なので若干最初手こずるかもしれない。

 

Fedora

こちらもRedHatの流れを持つフリーのOS。サイトを見ると比較的わかりやすいのでダウンロードはわかりやすい。書籍、サイト等に関してはボチボチ存在するのでハードルは低くはないが高くもなく初心者から中級者にかけてのユーザーが導入すると楽しそう。こちらも小規模企業の簡易サーバなどで専任担当者が居ない場合などに選ばれる事がある。

 

Vine Linux

こちらもRedHatの流れを持つOS。以前は日本語入力とデスクトップ環境がインストール後すぐに使える点で非常に便利だったのだが、ここ近年はどのOSも標準で設定されるようになったので若干選択肢として魅力が弱くなった感がある。しかし日本語対応という点では大きな魅力のあるOS。フリー入手可能。

 

openSUSE

今回記事を書く際に気付いたのだが、openSUSEとSUSEがあるので注意が必要だ。フリーで使用できるのはopenSUSEらしいので注意したい。こちらも古くからあるOSだが、2000年前後によく耳にしたOSとなる。現在もまだ現役。フリー入手可能。

 

萌えぶんちゅ

最後に紹介するのはUbuntuなのだが、Ubuntu導入のPCが萌え設定されるという「萌えぶんちゅ」だ。こちらはデスクトップからフォルダアイコン、全体的な色まで「萌え」の設定が可能。性能はUbuntuなので問題はないはずだ。萌え専用のサウンドも準備されているのでサイトを見つつ構築するのは楽しそう。

以上が今回まとめたLinux系OSとなる。最後はディストリビューションというよりも単なるオプションだが、こういう楽しさがフリーOSの魅力でもあるので、最初に導入するならUbuntu→萌えぶんちゅ、というルートをぜひ楽しんでほしい所だ。また、Linux系はここでは紹介しきれないほどのディストリビューションが存在するので、サポート体制やセキュリティ対応状況なども調べて導入すると良いだろう。セキュリティー面を重視するのであればopneBSDなどのBSD系も検討する余地がある。まずはOS有りきで楽しむのが初心者の楽しみ方だ。詳しくなったら次は「導入したいソフトが動くOS」という感じで幅を広げていくのが挫折しないポイントと思うので、楽しみながら学んでいってほしい。