2024年12月6日(金)~12月8日(日)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催した「東京コミックコンベンション2024」(以下、「東京コミコン2024」)の最終日の様子が届いたので紹介していこう。
3日目(最終日)/12月8日(日)イベントレポート
世界最大級のポップ・カルチャーイベントが大盛況のうちに閉幕した。11名もの豪華セレブをはじめとしたゲストがこの3日間を振り返る公式レポートが到着! さらに2024年、大阪コミコン2025(2025年5月2日(金)~4日(日・祝))に続き、東京コミコン2025開催も決定した。
10:45~セレブ・ステージ:マッツ・ミケルセン/ヒュー・ダンシー
最終日の1発目のステージに登場したのは、「北欧の至高」いや、今や「東京/大阪コミコンの至宝」とも言えるマッツ・ミケルセン氏と、人気ドラマ『ハンニバル』で共演したヒュー・ダンシー氏。2人と一緒に撮影ができるチケットが販売開始となった際には、わずか10分でソールドアウトとなるほど、熱烈なファンを持つ2人ですが、この日のイベントでも、そんな2人を一目見ようと大勢のファンが殺到!誰もが期待いっぱいの表情を浮かべながら彼らの登場を心待ちにする中、ついにマッツ氏とヒュー氏がステージに降臨、会場からはひと際大きな歓声があがった。コミコン会期中、サイン会に撮影会と多忙なスケジュールを過ごしていた2人だが、そんな彼らの元気の源となったのは日本食!? 「昨晩、神戸牛を食べてものすごく美味しかったので、私の好きな食べ物リストTOPになった。でも、和食なら何でも好き」(ヒュー氏)、「私も神戸牛を食べて素晴らしかったけど、お寿司も好き。毎日いくらでも食べられる」(マッツ氏)と、日本食への愛を語った。
マッツ氏、ヒュー氏といえば、なんといってもやはり『ハンニバル』! デンマーク出身のマッツ氏いわく、イギリス出身のヒュー氏と共演してみて、非常に興味深いと思ったのは“英語の話し方”だったそう。というのも、同作の撮影中、完璧なアメリカ英語で演技をしていたというヒュー氏ですが、カメラが止まった瞬間、母国のイギリス英語で話していることに気がついたのだそう。英語での話し方に常に気を使っていたマッツ氏は、そんなヒュー氏を見て、「自分たちは役者だった」と改めて実感したと語った。
また、グロテスクなシーンが多いことで有名な『ハンニバル』だが、実は意外なことに、ヒュー氏とマッツ氏は気が滅入るどころか、むしろ撮影を楽しんでいたのだそう。ヒュー氏は、事件の回想シーンは細かい部分まで作りこまれていて、美しく感動的だったと回答、一方のマッツ氏も非現実的なドラマの世界観を楽しんでいたそうで、「非日常的でクレイジーだから楽しんでいた」と明かした。
最後にマッツ氏はデンマーク語で「会えてうれしいです」というフレーズをファンに指導。しかし、難しすぎる発音に苦戦するファンを見て、「デンマークでは代わりにこうするんだ」と続け、投げキッスを披露。会場は大興奮に! 『ハンニバル』での貴重な裏話をたくさん披露してくれたマッツ氏とヒュー氏の登壇ステージは、ファンにはたまらない胸アツの時間となった。
13:30~東京コミコンにアッセンブル!マーベル・ギャザリングステージ:セレブ・ステージ
C.B.セブルスキー/ベネディクト・カンバーバッチ
午後には、マーベル好きのコスプレイヤーがC.B.セブルスキー氏と交流するステージと、「東京コミコン2024」最後のセレブ・ステージとして、ベネディクト・カンバーバッチ氏を招いてのトーク・ステージが行われた。最初に、マーベル編集長のC.B.セブルスキー氏がマーベルのロゴ入り衣装で登場し、日本のコミコンではお馴染みとなったセブルスキー氏に、集まったマーベルファンも大熱狂!さらにその後、スパイダーマンやデッドプールなどマーベルのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが登場。セブルスキー氏はステージを埋め尽くしたコスプレイヤーを前に「まさにこれが“マーベル・コスプレイヤー・アッセンブル”だね!」と粋なコメント。また、「日本の漫画で影響を受けた作品は?」というコスプレイヤーからの質問には、『スラムダンク』、『ドラゴンボール』、『AKIRA』など日本人なら誰もが知る名作漫画を列挙。日本愛を炸裂させた。
続いて、マーベル映画のドクター・ストレンジ役でお馴染みのカンバーバッチ氏が全身ホワイトのスタイリッシュな衣装で登場。「みんな大好きです!」と集まったファンに手を振りつつ、「白い服だから飲み物をこぼさないようにしないと!」とお茶目な一面も見せてれたカンバーバッチ氏。「去年のコミコンの感想は?」という質問には、「とにかく全て(が思い出)!」とコミコンを絶賛しつつも、「ファンが一つの会場に集まって実際に会ったり話したりできる。ファンの皆さんと直接“繋がり”を実感できるのが嬉しい」とコミコン、そして日本のファンへの愛を語った。
また、「『アベンジャーズ』の俳優でプライベートでも交流のある俳優は?」という質問には、「トム・ホランド、ロバート・ダウニー・Jr、ジョシュ・ブローリン、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン。もちろんトム・ヒドルストンもね。彼もロンドンに住んでるから」と喜んで回答。知られざる交流関係を明かした。さらに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に関する質問では、人差し指を立てて見せる、ファンにはお馴染みのシーンをリクエストに応えて再現! これには場内のファンも大歓喜! これにカンバーバッチ氏は「これだけでこんなに喜んでもらえるなんて不思議な職業だよね」と話し、ファンの笑いを誘っていた。一方で、ファンが何よりも気になる、『ドクター・ストレンジ』の次回登場作や、カンバーバッチ氏の次回作についてはまだ「秘密」としながらも、昨年映画の撮影が3本あったことを匂わせ。最後に、同じく俳優である斎藤 工氏から「漫画のキャラクターを演じるときにきを付けていることは?」という質問が投げかけられると「まず脚本をもらう前に、最初は自分一人で直観的にキャラクターが何者かを考え、脚本からさらに人物像のヒントを見つけ肉付けしていく。最後は共演俳優や製作陣とコミニケーションをとることだね」と細やかなアドバイスをし、斉藤氏を感嘆させていた。
17:30~グランドフィナーレ
ファンと共に3日間駆け抜けたセレブ、そしてアンバサダーたちが大集結する最後のステージ・グランドフィナーレが始まり、メインMCを務めたLiLiCoさんと小田井涼平さん夫妻が登壇! 「長州力さん、武藤敬司さんとのトークが楽しかった」(LiLiCo氏)、「フィギュアをたくさん購入しました」(小田井涼平氏)と3日間の思い出を振り返った。続いてアンバサダーの斎藤 工さんがマッツ・ミケルセン氏のお面を付けてひょうきんに登壇し、「ファンに会うために来日しているという想いがすべてだと感じた」と語り、この3日間で多くのファンとふれあい、そのあたたかさを感じたことを明かした。次に残念ながらグランドフィナーレを欠席したPR大使/コスプレアンバサダーの伊織もえさんがVTRで登場し、「一ファンとしてめいっぱいコミコンを楽しみました」と、この3日間を堪能した様子を語った。1人登壇する度に客席から満場の拍手と黄色い歓声が飛び交う会場。最初に登場したジョン・ボイエガ氏は「来年また来ることを楽しみにしています」と次回のコミコンを楽しみにする気持ちを語り、アンセル・エルゴート氏は目をうるませながら、(日本語で)「この3日間、たくさんのファンに会って、みんなの喜ぶ顔を見て、僕もうれしくなりました」とファンとの交流を心から楽しんでいたことを語った。ダニエル・ローガン氏は息子・ケイデンくんと一緒に登場し、「ありがとう東京!また来年!」と日本語で伝え、ケイデンくんも元気に「ありがとう!」と日本語を披露。モリーナ・バッカリン氏は「今回は家族と一緒に来て、心がいっぱいになった」と語り、ベン・マッケンジー氏は「夢のようなステキな時間を過ごさせていただきました」と続けた。
続けて登場したC.B.セブルスキー氏は「今年も最高でした。来年マーベル映画が3本あるからぜひ見てね!」と感謝と来年への期待を述べ、ヒュー・ダンシー氏は「初めての来日だったけど、すぐにでも戻って来たいと思っています」と日本のファンになったことを明かした。マッツ・ミケルセン氏は「この3日間本当にすばらしい時間を過ごさせていただきました。みなさんはいつもすばらしいです」とファンに向かって投げキッスを贈り、ベネディクト・カンバーバッチ氏は「小さなハート、大きなハート、みなさんにたくさん送りたいと思います」とたくさんの愛をファンに伝えていた。ファンを称えるように会場の端から端までに拍手し、「楽しいホリデーを過ごしてください。気を付けて帰ってね」と最後までファンを気遣う紳士的なジュード・ロウ氏、そして最後にクリストファー・ロイド氏はステージの前方に出て、「一大イベントに参加してくださったことをすごくうれしく思っているし、来年も来たいです」と来年に期待する気持ちを伝えた。
なお、ジェイソン・モモア氏はフライトの都合でグランドフィナーレは欠席となったが、グランドフィナーレ前にサプライズでステージに登場。さらに、なんと客席に降り、回りをグルっと一周。ファンとハイタッチしながら歩いて回り、「ありがとう東京!」と感謝の気持ちを盛大に伝えていた。
なお最終日の本日は他にもメインステージで、アンバサダー斎藤 工氏が樋口真嗣監督らを迎えてのトークステージや、日本発世界を沸かすエンタテイナーが大集合してパフォーマンスを繰り広げるステージ、アメリカでも大絶賛されたダンスチーム「アバンギャルディ」特別出演のコミコン初のダンス・フェス、さらにプリンセス天功、KiLa、高橋匠の世界的に有名なマジシャン3人によるイリュージョンショーなども行われ、いずれも大盛況となった。またリングステージでも、“青井瞳のケンシロウ”ジョシュ・バーネットがアニメや映画への愛を語るトークショーや、関東学生プロレススペシャルマッチなど、格闘技ファンだけでなくエンタメファンも巻き込んで大いに沸かせるステージが多数行われたイベントとなった。
既に発表されている大阪コミコン2025(2025年5月2日(金)~4日(日・祝))開催、そして本日発表された東京コミコン2025(2025年12月5日(金)、6日(土)、7日(日)にも期待だ!!!
■「東京コミコン2024」公式WEBサイト:https://tokyocomiccon.jp/
東京コミコンとは
最高のテクノロジーと最高のポップ・カルチャーが融合した日本の新しいコミコンの誕生! マーベル・コミックスの編集長を長年務め、自らスパイダーマン、アイアンマン、X-メン、ブラック・ウィドウなど数多くのキャラクターを生み出し、アメリカのコミックス業界に大きな変革をもたらした「ポップ・カルチャーの父」スタン・リー氏(故)、アップル共同創業者の一人で「テクノロジーの王」といわれているスティーヴ・ウォズニアック氏(以下、ウォズ氏)との出会いが、「東京コミコン」の始まりです。
最新のテクノロジーと最高のポップ・カルチャーを融合させたコミコンを当初はウォズ氏の住むシリコンバレーで開催し、真にグローバルな祭典にしたいというウォズ氏の意向があり、「それならば日本を巻き込まなければならない」と東京での開催を決定。そして、2016 年 12 月に「東京コミコン 2016」として実現され、第 1 回の開催から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リー氏(故)や、クリス・ヘムズワース氏、オーランド・ブルーム氏など、豪華セレブゲストが集結し、ポップ・カルチャーの祭典として熱狂と感動を積み上げてまいりました。「シリコンバレーコミコン」と対をなす「東京コミコン」は、アメリカンスタイルをベースとしながらも、テクノロジーとポップ・カルチャーの祭典として、既存のコミック・映画・アニメーション等のイベントとは一線を画し、革新性と楽しさを共有する空間を創出。ファミリー層からご年配の方まで、全世代を通じて楽しんでいただける知的好奇心を刺激するイベントです。2020年には、初のオンライン(TOKYO COMIC CON WORLD)での開催も行われ、新たな進化を遂げています。
2023年5月、初の大阪開催となった「大阪コミコン 2023」では総勢8名の豪華来日セレブが参加し、51,000 人以上ものファンが駆け付け、大盛況の中幕を閉じました。続いて12月に開催された「東京コミコン 2023」でも数多くのコミコンファンがかけつけ、過去最高の来場者数を記録しました。2024年、第2回の大阪開催となった「大阪コミコン 2024」ではマッツ・ミケルセン氏、ノーマン・リーダス氏、ジェイソン・モモア氏ら総勢 11 名もの豪華セレブゲストが集結し、前回の大阪を上回る61,828 人ものコミコンファンが来場しました。そして今年、「東京コミコン 2024」が、12月6日(金)~12月8日(日)に開催!アンバサダーに斎藤 工氏、PR 大使/コスプレアンバサダーに伊織もえ氏、メイン MC に LiLiCo 氏&小田井涼平氏ご夫妻が就任し、既にジェイソン・モモア氏、モリーナ・バッカリン氏、ベン・マッケンジー氏、クリストファー・ロイド氏、ジョン・ボイエガ氏、ダニエル・ローガン氏、ジュード・ロウ氏、マッツ・ミケルセン氏、ヒュー・ダンシー氏、ジョシュ・ブローリン氏、ベネディクト・カンバーバッチ氏、アンセル・エルゴート氏の来日、山下智久氏、フルール・ジェフリエ氏の参加も決定しています。年々バージョンアップしていく東京コミコン・大阪コミコンに、今後も是非ご期待下さい。
【開催概要】
■イベント名:東京コミコン 2024
■名称:東京コミックコンベンション 2024 (略称:東京コミコン 2024)
■会期:
・2024年12月6日(金)11:00~19:00
・2024年12月7日(土)10:00~19:00
・2024年12月8日(日)10:00~18:00 ※開催時間は変更となる可能性があります。
■会場:幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)1ホール~6ホール
※ホールは変更となる可能性があります。
■主催:株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
■イベント内容:
・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
・実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優との交流
・ステージでのライブやパフォーマンス
・コスプレイヤーとの交流、コンテスト
・漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
■公式X(旧 Twitter):@TokyoComicCon
■「東京コミコン 2024」公式WEBサイト:https://tokyocomiccon.jp/
(C)2024 Tokyo comic con All rights reserved.
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