2016年5月31日にインテルからクロック倍率のロックを解除したデスクトップPC用の新型CPUが発売開始された。同日15時からの販売が秋葉原のパソコンパーツショップ各店で告知されていたもの。ラインアップや価格を紹介していこう。
20万円超のCPUが一部ショップで完売!?
今回発売されたのは4品番で上位から6950X、6900K、6850K、6800Kだ。Core i7シリーズでは初となる10コア/20スレッドの6950Xは価格が20万円オーバーとなっており、パッケージも従来の紙箱ではなく黒色マット調の仕上がりと差別化が行われている。この6950Xは通称クロバコやクロと呼ばれているようで、パーツショップ店内でも同様の単語が飛び交っていた。
▼バイモア秋葉原本店の新型CPU解禁直後の様子
入荷数が少ないためかバイモア秋葉原本店では上位の6950Xと6900Kが、秋葉原のツクモ各店では6900Kが発売開始直後に売り切れとなっていた。ただ翌日以降、継続的に入荷があるようなのでお店のアナウンスに注目だ。今回発売になったコードネームBroadwell-Eはサーバーやワークステーションなどで用いられるCPUのXEONと機能が一部共通となっており、対応するチップセット/CPUソケットはX99チップセット/LGA2011-V3となっている。i5などで利用されているLGA1151(Z170、H170、B150、H110チップセットなど)や同じピン数のLGA2011-V1(X79チップセット)とは互換性が無いので注意してほしい。またプロセスルールが従来の22nmから14nmに微細化(シュリンク)されており、その分最大コア数が増える結果となっている。対応するマザーボードだがASUSやMSIが新しいマザーボードを発表しており、一部のショップでは既に入荷していた。今週末には各種入りそうだとの声もスタップさん達から聞けたので、併せてお店からのアナウンスに注目だ。また、既にX99チップセットのマザーボードを持っている場合はBIOS(UEFI)を更新することで使用が可能になる。
▼ショップによっては従来のマザーボードに新型CPU対応BIOSを適応済みにしている場合もある
※予断であるが購入したCPUを殻割りCPUとヒートスプレッダは半田で接合されており、コードネームSkylakeのCPUで一部流行った万力やカッターだけを使った殻割りはできないので注意してほしい。
この殻割りの詳細については別記事で紹介予定だ。残念な結果を楽しみに待っていてほしい。
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