平成30年の富士総合火力演習に行ってみた!


ちょっと前の話になるが、富士総合火力演習に行く機会があったのでその様子をお伝えして行こうと思う。人生初の総合火力演習は未知の体験でまさに「百聞は一見にしかず」を改めて実体験してしまった。それでは、昼の部と夜の部、合わせてどうぞ!

 

空気が震えるこの感覚は、平和だからこそ感じておくべき体験だと

ちょっとした知り合いから「富士総合火力演習見に行く?」と言われ、着いていったその先は富士山の裾野だった。

初めての総合火力演習という事で不安と期待と焦りと嬉しさと、いろんな感情が混ざった状態ではあるものの、出店もあってちょっとお祭り気分。

今回は正式な演習日ではなく予行演習日だった為に人出は少なめ。ある意味関係者公開日といったところだろう。遠くに見える富士山が美しい。

晴れ渡った天気の中、土煙が上がりにくくなるように散水作業が行われている。そろそろ開始時間となりそうだ。

 

響くエンジン音と未体験の気圧!

時間になり始まった富士総合火力演習の予行。緑の旗が立っているときは砲撃等は行わない安全な事をしめし、赤い旗が掲げられたときはその車両は砲撃等を行う印とのこと。正直なところ兵器の型等は詳しくないため写真メインで掲載していく。最初は仮想敵が攻めてきているという前提で防衛線を行う。

野砲や車両から砲撃が行われる。実際に使う火薬の半分から4分の3程度に落としたものを使っているものの、初体験となる砲撃音を体験することに。

実際に体験してわかったが、砲撃は音じゃない。発射時の爆発の瞬間の気圧、そして着弾時の爆発による気圧がKm単位で遠く離れた場所から届くのを感じる。これが日常な生活は想像すらできない。簡単に「戦争」という単語を使うことすら出来ない。この感覚は一度総合火力演習を体験しないとわからないかもしれない。

どんどん砲撃を行い、3〜5km先の着弾地点に綺麗に砲撃する様はさすが自衛隊というところだ。

遠くに見えるこの音と爆発時の気圧が見ている場所まで届く。兵器とは恐ろしくもあり、またこれがあるからこそ安易に攻められない強みでもある事を再度確認してしまう。続いてはヘリによる支援の様子だ。

着陸した瞬間に中から兵員が野砲を牽引して車両を下ろす。毎日の訓練が為せる賜物だ。

このまま味方陣地に展開し、砲撃命令を待つ。

命令とともに発射!

目標地点にほぼ同時に着弾する。その精度とタイミングには毎回感動すら覚えてしまう。続いては歩兵と車両の連携による進軍。3枚目の写真には火線すら写り込んでしまった。

陸上自衛隊といえば戦車は欠かせない。無限軌道による悪路の中の小回りのきく精密な動き。

良く見ると側面にキャラクターが描かれているのがわかるだろうか? 上の2枚の写真では別の車両なのでイラストも別になっている。アップはこちら。

意外と馴染んでて嫌いじゃない。そして下の写真は砲撃の瞬間の写真だ。流石の迫力だ。 陸上自衛隊のエリートといえば落下傘部隊。その落下傘(パラシュート)で綺麗に降りてくる様は見ていて美しいと思ってしまう。

さらに続く空からの支援。最近はドローンまで活躍するなど新しい技術も積極的に入れつつ対応をしているようだ。

攻撃ヘリによる支援と兵員展開。こちらも目を離した瞬間に完了している。

こんな感じで富士山側から敵勢力が進行しているところを陸上自衛隊が防衛しつつ敵の排除を行うシナリオに沿って進んでいく。他にも演習シーンを撮影したので一気に見てもらおう。

以上で昼の部の演習は終了となった。あとは際ほど戦車などの車両が駆け回っていた場所にヘリや車両などが展示され、ちょっと気になる事などは近くの自衛隊さんに聞くと教えて貰えたりと和やかな雰囲気で終了となった。

 

夜戦、始めます!

今回は昼の部と夜の部が共に見れるとの事で、夕方早めに会場に戻ってきた。まだ日が高いので真っ暗になるまではじっと待機。徐々に日が落ちてくると寒さが増してきて、昼の暑さからか考えられないくらい寒くなってくる。さすが富士の裾野。

練習なのか、たまに戦車が砲撃を行うので寝ることすら出来ない。

照明弾も打ち上げられ予行が続く。そういえば照明弾ってなんでゆっくり落ちてくるのか不思議だったので、カメラの望遠をいっぱいに覗いてみたらパラシュートがついていた!

そして、定刻。夜の帳が下り、真っ暗の中始まった夜の部。こちらも富士山方面からの敵の進軍に対処すべく自衛隊が防衛ならびに敵の排除を行うシナリオで演習が行われた。最初は照明弾すらない真っ暗な中で暗視機器を用いた状況での戦闘演習となった。

こちらは写真が常に真っ暗なのだが、唯一1枚砲撃時の火線が撮影出来たものがあった。このように本当に真っ暗の中を高精度で着弾させる技術は一言では言い表せない。続けては照明弾を打ち上げての戦闘シーン。それでは見ていただこう。

まさに昼間のごとく明るくなる演習地。そこに砲撃が加わっていく。

さらに濃くなる弾幕。

そして終焉。人生初めての総合火力演習を見る機会となったが、兵器による攻撃などが非日常の世界であることへの感謝と、この強力な力により外的より守られている事実と、戦いに至る前に対応してくれている外交関連の努力で、日々秋葉原でのほほんと人生を謳歌させてもらっていると改めて感じてしまった。なかなか人気で抽選にも当たらない総合火力演習だが、人生で、特に仕事を始めてから一度体験すると改めて考えることも多いだろう。願うは自衛隊が暇な日本でありますように。

【関連情報】
■イベント名:平成30年度富士総合火力演習
■陸上自衛隊サイト:http://www.mod.go.jp/gsdf/index.html
■陸上自衛隊Twitter:@JGSDF_pr