こんにちは!新人ライター(15年目)のいずみんです!今回は先日の記事 秋葉原のギガスタで「GIGA MANGA LIVE WEEK」開催! 秋葉原で初のマンガライブペイントがライブ放送! で紹介したマンガライブペイントのライブイベントの会場に行ってきました!今注目されている新しいジャンルのアート。マンガライブペイントの世界とは!?
ギガファイル転送ラウンジ『ギガスタ』へ
というわけで、さっそく秋葉原『ギガスタ』に来てみました!現地スタジオでは壁に貼られた巨大な紙に向き合う一人の小柄な人物の姿がありました。名前は内田慎之介先生。おそらく、世界で唯一のマンガライブペインターです。真剣な眼差し、鬼気迫るオーラ。ペンと紙が擦れる音とともに漂う緊張感。そう、ここは今まさにアート作品が生まれようとしている場所でした。これは邪魔してはいけないと思い、しばらく遠目から見学させてもらうことに。
とは言うものの、会場はこじんまりとしたアットホームな場所なのですぐに気づかれてしまいました。と、ここで早速取材交渉(いつものように今回もまたアポ無しです)をして快くOKをいただきました!
とりあえず内田先生の写真を一枚パシャり。隣の女性は内田先生のイラスト関係のお友達だそうです。取材交渉中に会場に来られたのですが、とてもかわいかったので内田先生と一緒に写真を撮らせていただきました。
マンガライブペイントとは
さて、マンガライブペイントとは内田慎之介先生が始めたアートパフォーマンスです。生まれたきっかけはデザインフェスタ。様々なアーティストやアート作品集まるデザインフェスタでは、会場内に借りた自分のアートスペースで絵を仕上げるライブペイントパフォーマンスがよく行われていました。
ライブペイントパフォーマンスは壁画アートのひとつで、主に集客やイベント、プロモーションを目的に昔から行われていたものです。その多くが壁画的なもので油絵やペンキ等を使ったアート作品、音楽にあわせながら墨書を完成させる書道パフォーマンスも広義のライブペイントに含まれます。
デザインフェスタで行われるライブペイントも多くがそういった作品でしたが、内田先生の作品は独特の存在感を放っていました。白く巨大キャンバスにコマ割りをし、フキダシでキャラクターにセリフを喋らせ、集中線を描き、擬音も入れ、躍動感とストーリー性を持たせた作品を発表し、2015年のデザインフェスタで注目を集めたのです。
私もデザインフェスタによく行くので、はじめて内田先生の作品を見たときはとても驚きました。ライブペイントでマンガを描くというのはありそうで無かった発想で、内田先生はいろんな人から「どういう発想でマンガをライブでやろうと思ったんですか?」と、聞かれるそうです。しかし、元々漫画家志望だった内田先生にとっては自分がやりたかったことをやっただけだったと言います。自然体の自分から生まれたアートだということですね。
ちなみにこれは今年の9月にスペイン マドリードに招待され、マンガライブペイントを仕上げた時の作品。会場に来てくれたお客さんに見てもらいたいと作品を床に貼り付けてあり、汚れないようにビニールが貼ってありました。ビニールが貼ってあるので踏んでも良いですよと言ってくれましたが、ステキな作品を踏むというのはちょっと抵抗がありますね。
せっかくなので、内田先生にインタビューしてみた!
今回の作品について教えてください
デザインフェスタはいつも二日間で駆け足でやっています。今回は一週間といつもより時間があるので、いつも以上に絵を頑張りたい。クウォリティを上げた作品を作りたいです。
今後の作品展開についてはどう考えていますか?
作品製作の様子をライブ配信というのはは前々からやりたかったことなので今回のイベントで念願が叶いました。今後は作品製作の様子をタイムラプス撮影して動画として公開できたらなと思っています!
作品作りにおける、これからの課題は?
海外での活動を通して少しづつですが「マンガライブペイントをやってください」というオファーをいただけるようになりました。しかし「3時間で作品を仕上げられますか?」等、短時間での作品製作の依頼が多く、自分の能力的に断らざるを得ない場合も多々あります。
自分の作品は1日とか2日かけて製作することが多く、今後は短時間で作品を仕上げる為に製作スピードの向上も目指したいです!
現在、創作に関する悩み等はありますか?
自分は大きな作品を作ることが多いので、製作後の移動や保管が難しいです。データとして保存しようにも、作品が大きすぎてスキャンすることも上手くできません。何かいい方法があれば教えてください。
最後に、読者の皆さんに一言!
今ニートなんで仕事ください!
切実!!!
内田先生はつらかった社畜の生活から解放され、現在絶賛ニート中なのでお仕事を探しております!スタジオやお店の壁画に、もしくは会社内の公共スペース等で内田先生によるマンガライブペイントのお仕事を依頼したいという企業さまがありましたら是非ともご連絡を!
内田先生、お忙しい中お時間を取っていただきありがとうございました!
また、内田先生のイベントでは作品の画集やミニポスター、オリジナルパーカーやTシャツにアクキーも作っているので、こちらも興味があるかたは是非!
さて、肝心の完成作品は!??
さて、今回取材に訪れたのは11月13日でイベント二日目、今回のライブイベントは一週間の長丁場なのでもちろん作品は完成しておりません。会場に行けなかった方、放送を見逃した方の為に我々秋葉原PLUS編集部は最終日も取材に行ってまいりました。皆さま、続報にご期待ください!
【内田慎之介先生プロフィール】
■ペンネーム:内田慎之介
■血液型:O型
■誕生日:6月8日
■出身地:静岡
■職業:マンガライブペインター/漫画家/アーティスト
■略歴:2008年6月 「ウルトラジャンプ」第1回ウルトラ漫画賞 佳作受賞 読み切りデビュー
その後なんやかんやいろいろあって、漫画を持ち込んだK談社で「漫画家になるのは諦めた方が良い」と言われ号泣、なんやかんや会社員となる
2015年5月、社畜してお金が貯まったので憧れの「デザインフェスタ」に出展
そこで初めて「マンガライブペイント」を始める
2016年12月 テレ東の「さしめし」に出演
2017年2月「NEXTYLE」インタビュー公開
2017年12月「東京コミコン」出展、アーティスト活動に専念する為に会社を退職
■twitter:https://twitter.com/ibukichi4shin
この記事を書いた人

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和泉宗吾@いずみん
千葉県在住の週末都民。フリーライター兼、野生のプロデューサー。美味しいものを求め東奔西走。秋葉原プラスで記事執筆のほか、企画や催事等のお手伝いをさせていただいております。よろしくお願いいたします。
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