エアブラシ1本でシャッターに絵を描く! 秋葉原で見た本気の作業!!!

秋葉原駅前の旧ヤマダ電機のテナントだったビルのシャッターにイラストが登場。しかし、いつもと違う。えっ! シャッターにエアブラシ1本で直接描いている!? そんな状況が気になり早速現場で話を聞いてみた。

 

直接描く巨大イラストが秋葉原に!

今回訪ねたのは秋葉原駅前のビル。時間は夜の22時過ぎだろうか。なんとなく駅前を通り過ぎると微かに香る塗料のニオイと作業中の現場。最近はすべて印刷済みのイラストシートを張り付けることが多い中、なんと直接描いている現場に遭遇!

周りは高所作業の為か立ち入り禁止エリアを設けて作業中だった。

作業中に声をかけるわけにもいかず、でも直接エアブラシで描くシャッターイラストの作業を見るのは初めてで。ちょっと気持ちが高ぶってしまい、作業を見守る方にちょっとだけ話を伺ってみることに。

 

ビルオーナーからのオーダーで実現!

今回作業をされているのは、エアブラシでの作業等を手掛ける「BEE DESIGNS.」の山下さん。サイト「https://www.bee-d.com/」を見て頂ければわかるように、様々な作品を手掛けているようだ。

作業者のロゴ。ハニーなのね。

現場にもう一方いらっしゃったので話を伺ったところ、今回はビルオーナーになった「いちご」さんの依頼により作業との事。「テナントが決まるまでシャッターを有効活用し、秋葉原を盛り上げたい」と言うことでいちごアニメーションが手掛ける「ぶらどらぶ」のイラストを描いているようだ。(話を伺ったのは、今回のシャッターイラストの窓口となった株式会社テクノパルネットの方でした。)

キャラクターのイラストを元にエアブラシ一本で描き上げていく。

実際の作業の様子は動画でアップしてみた。深夜、エアコンプレッサーの音だけが聞こえる作業の雰囲気を堪能してもらいたい。

作業は2021年3月29日ごろから始まったようで、約4日間をかけて完成させるとの事。「秋葉原という場所の為、作業がどうしても深夜になってしまう」とのことだ。今回の作業風景も22時過ぎの様子の為イラストが写真ような感じなのだが、「昼間の色合いはまた違う印象を受ける」との事なので、昼と夜の両方を見てほしい。

このシャッターイラスト、実は次のテナントが決まると消えてしまう運命にある模様。次に入居予定のテナント次第とはなるが、是非名物シャッターイラストとして何年も残ってほしい。

 

【詳細情報】
■場所:東京都千代田区外神田1丁目15−8
■作業管理・窓口:株式会社テクノパルネット(https://www.technopal-net.co.jp/
■イラスト作業:山下勝彦(BEE DESIGNS.(https://www.bee-d.com/))
■イラスト作品:ぶらどらぶ(https://www.vladlove.com/