『僕のヒーローアカデミア』イベント 「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」レポート

2023年8月6日の日曜日に立川ステージガーデンで行われた『僕のヒーローアカデミア』のイベント、「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」の様子をお伝えしていこう。

 

おかえり、デク!雄英スペシャルステージ!

2023年8月6日に行われた『僕のヒーローアカデミア』イベント「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」。立川ステージガーデンにて昼と夜の公演が行われた。今回はその公演の昼の会にお邪魔したのでその時の様子をお伝えしていこう。

 

当日の立川ステージガーデンには、昼の会の入場開始の13時前から女性ファンが多く目立つ待機列が形成され、ヒロアカの人気がまだまだ健在であることをアピールするかのようだ。今回のイベントでは、概ね3つのコーナー『振り返れ! 全面戦争編』『語れ! 地獄の轟一家!』『辿れ! 黒いヒーロー編!』に分かれており、生アフレコや最新情報が公開される予定となっている。それではイベントレポート行ってみよう!

 

(イベントレポート)

前説から始まった今回のイベント、「シュア!ベストジーニスト!」の謎の掛け声から始まった。ステージにはデク以外のキャラクターのキャストが勢ぞろいの中「おかえり、デクー!」の声とともにデク役の山下さんがステージ中央に登場した。声出しOKと言う事で、各キャストとも会場に掛け声をねだるシーンも多い中、賑やかな開始となった。

 

 

 

『振り返れ! 全面戦争編』

このコーナーでは始めにダイジェスト映像が流れた。山下さんからは、改めて見ても壮絶だったな、との感想が漏れていた。たった三分のダイジェスト映像だったのだか、会場が息をのむほどの怒涛の映像ラッシュでヒーローもヴィランも満身創痍という印象を受けた。どこに誰の正義があるのかが分からない、という状態でそれぞれが何かの為の正義であり、それらのぶつかり合いなど、原作からこれらのシーンを目にするのが怖かった、と感想が出た。また、ヒーローとヴィランというそれぞれが明確な正義と悪ではなく曖昧な存在が分かってくる中、(明確な正義と悪ではなくなることが)難しい問題でり、それぞれの思い描く理想のぶつかり合いに勝った方が正しいのか?それとも?と、悩むことが多い様子だった。

 

そんな感想が漏れる中、ビデオレターが公開された。映像が映った瞬間、会場からなぜか笑いが。大塚さんがまさにオールフォーワン役そのまま、と言った感じで語っていたのが印象的だった。

 

『語れ! 地獄の轟くん家!』

生アフレコからのスタートとなったこのコーナー、128話と130話の轟が決意するシーンがメインとなった。このシーンでは、轟の幼少期からの状況を考えると誰にでも起こりえる、魔がさしたとでも言うべきようなちょっとしたことだったのではないか、と梶さん。そして父親の視点や兄の視点、轟の視点と見ていくと色々と思うところがあり、その中で叱咤激励する母親の姿、家族がそれぞれ支えあうように手を差し伸べあう中で生きていく事を示してくれた。

 

『辿れ! 黒いヒーロー編!』」

デクといては一人で戦って勝つことを自分の責任として追い込んでしまっていて、自分にしかできない、自分のせいで(ほかの仲間を)巻き込みたくない、という気持ちが強い中であの1Aのトップ4人で挑んだのだと、でも正直一人(デク)だけチームに入り切れていない、と山下さん。デクを演じていてもこの回くらいから心が独りぼっちだったと思い返していた。佐倉さんからは、「一言ほしかったよね」「大事なことは直接話さないと」とコメントがポロリ。毎回一言足りないんだよな、とデクに対する辛辣なコメントが各キャストたちから聞こえてきた。

そして、レディナガンとの闘いがダイジェスト映像で上映された。デクの成長が見えるシーンで個性を駆使した様々な戦いに息つく暇もないシーンだったようだ。ヴィランとは言い切れないレディナガンとの闘いはデクにとって大事な戦いだったと振り返っていた。レディナガンの最後の笑顔のシーンにすべてがつながる、とも語っていた。

続くは生アフレコ。特に未成年の主張のシーンでの佐倉さんの演技には会場にすすり泣く声があちこちで聞こえるほど、心の中に訴えられる、そして涙が自然と流れてしまう、そんなシーンとなった。佐倉さんからはこの収録はほぼ一回でOKが出たので放送まで不安だったと語っていた。また、デクに追いつくシーンでは、デクの手をつかむのは飯田出んければならなかった点、そしてその時飯田の左手でデクを掴む事で「一人じゃないって言ったのは君じゃないか」と言い返す、そんな思いを伝えたかったのではないか、と。

138話のオールマイトの決意のシーンの生アフレコに関しては、三宅さんからはオールマイトとしての苦悩の心境が語られた。特に三宅さんの中のオールマイトとの心境の違いなのか居残りで収録をしなければならないほど演じるのが難しかったと語った。この収録のちょっと前から三宅さんと山下さんは別々で収録していたとの事でこの回で一緒に収録をした、とお互いのキャラクターの状況に合わせた収録を行っていたと語っていた。最後に6期最後に登場した朴璐美さんからのビデオレーターが流された。

そして当日の会場では劇場版第4弾の制作発表が公開された。さらには劇場版のビジュアルも解禁。堀越先生からは、6期で無事崩壊した社会が劇場版の舞台となる、とのコメントが。劇場版のストーリーが非常に気になる。

終劇に際してキャストからのコメントがあったが、ヒロアカについて語り尽くすイベントは珍しいではないか、と梶さん。佐倉さんからは、10年続く作品にしますとスタッフさんに5年ほど前に言われていたがすでに折り返しを超えていて10年も夢じゃなくなってきた、と10年を目指しての心意気が語られた。山下さんからは、みんなと一緒に盛り上がれたらいいなと思っています、とのコメント。最後は声出しOKとなったので久しぶりの「プルス、ウルトラ!」の掛け声で終了となった。

 

【イベント概要】

『僕のヒーローアカデミア』イベント
「おかえり、デク!雄英スペシャルステージ」

■日程:2023年8月6日(日)
■タイムスケジュール:
・14:00:イベント開演
・15:50:終了予定
■会場:東京・立川ステージガーデン
■出演:
・山下大輝(緑谷出久役)
・岡本信彦(爆豪勝己役)
・佐倉綾音(麗日お茶子役)
・石川界人(飯田天哉役)
・梶裕貴(轟 焦凍役)
・諏訪部順一(相澤消太役)
・三宅健太(オールマイト役)
■司会:田口尚平