2014年に実施した信州紀行を紹介。今回は秋葉原では「萌えシェーバー」で有名な松本イズミちゃんの所属する「泉精器製作所」を訪ねに長野県松本市まで行ってきた。工場見学や社内にある一般の人は見ることができない幻の「松本イズミ痛自販機」もチェックしてきたので紹介していこう!
新宿から松本へ
2014年10月某日、朝6時前。新宿西口バスターミナルに来た。松本行きの高速バスの始発で今回は移動することになった。お昼の予約時間に合わせるとどうしてもこの時間になってしまった。その理由は松本市内のライオン堂に寄るためだ。
そして、朝9時ちょっと過ぎた位に松本バスターミナルに到着。今回伺ったのは10月の最終日だったが結構寒い!
本来はココから今回訪ねる泉精器製作所に行くには、タクシーで直行、または松本空港行きのバスに乗り換えて空港からタクシー、という手段が一般的なのだがライオン堂へ行かねばならない為徒歩でスマホの地図を頼りに進むことに。
行く方向を一旦確認し、ひたすら歩く!
歩く。
道が途中わからず不安になりつつも歩く。
この角を曲がるようだ。
小川を渡る。水が綺麗で夏場なら気持ち良さそう。
そしてライオン堂のあるメイン通りに出た!もう少しだ。
そして見えた! 黄色の看板のライオン堂だ!!
ちなみに今回歩いてここまで来たのには訳があり、写真にある「征矢野口」のバス停から路線バスで松本空港行きに乗ると、泉精器製作所の徒歩10分程度の場所まで行けるのだ。このバスの次のバスが10:12分。この写真は9:40頃撮影したので20分待ち時間が発生する。これが狙いだった!
ライオン堂でイズミちゃんの痛自販機を撮影!
さて、歩いてここまで来たのには訳がある。なんと、松本市にあるライオン堂にはイズミちゃんの痛自販機があるのだ。工場以外で存在するのはここ一ヶ所、しかも普通に見るならここしかないのだ! そして、イズミちゃんの自販機を発見!
しかし、ライオン堂のオープンが10:00と言う事で中に入れない。(上の写真は望遠で撮影)
バスの時間が10:12と言う事でギリギリ間に合う! と言う事でオープンの10時まで待つ事20分。ついにオープンした!
早速近寄ってイズミちゃん痛自販機を撮影する。
これで第一目的終了。イズミちゃん、可愛いよなぁ。と、見とれている場合ではなく、バス停へ戻り松本市にある泉精器製作所へ向かうことにした。
泉精器製作所を訪ねてみた!
路線バスで向かうは「やまびこドーム」前。このバス停で下車し徒歩で向かう。
スマホの地図を頼りに細い路地を抜けてショートカット。
そして、そこを抜けると目の前に広がる工業団地。
とりあえず、泉精器製作所がどこにあるかチェックするために地図を見る。
27番に(株)泉精器製作所の文字を発見! 27番はどこだ…。とりあえず目の前の会社がどこか確認してこよう。
移動して正門っぽいところまで来た。
社名のプレートを確認すると…。あ! この会社だ!
というわけで、あっさり到着。迷うの前提で来たのでちょっとびっくり。早速受付へ。
正面玄関には山雅ユニホームのイズミちゃんがシェーバー片手にお出迎え!
工場内の痛自販機を公開!
受付が終わり一旦応接ルームへ。目につくシェーバーのVIDANシリーズのポップ。会社に来ちゃった感で慣れない雰囲気で落ち着かない。
そして今回話を伺ったのは、前回の東京営業所でお世話になったM係長に案内して頂いた。イズミちゃんの話もあるのだが、まずは大人の社会科見学と言う事で工場内を案内して頂く事に。工作機械が並ぶ工場内は危険が多い為、このオレンジ色の帽子を冠って見学することになった。
製造メーカーの工場はやはり敷地が広く普段見慣れない光景でワクワクしてしまう。
最初は外から回ってどこに向かうのかといえば、一番気になっていたアノ「松本イズミ」の「痛自販機」から見せていただいた。これがその伝説にもなった(?)自販機だ!
この一角は食堂施設がある場所、と言う事で憩いのスペースとなっているようだ。様々なメーカーの自販機が設置されている中、一番目を引く場所にあるのがイズミちゃんの痛自販機だ。
横断歩道を渡って食堂に向かうと、正面にイズミちゃんがお出迎えしてくれるようになっている。
商品の後ろにはライオン堂と同じようにイズミちゃんが見え隠れするのがポイント。
基本的にはライオン堂に設置の自販機と同じ仕様となっている。この痛自販機だが自販機を設置している会社が作成したとの事で、場所も良いという事もあり売り上げは随分良いとの話を伺った。イズミちゃん効果なのかは分からないが、それでも目立つ場所にあるのは社内への周知も含めて随分効果があった、との話だ。今度は受付のあるロビーに戻って関連商品が展示されているコーナーに行ってみよう。
イズミちゃん大集合!
受付ロビーには泉精器製作所で扱う商品の展示コーナーがある。泉精器製作所といえば業務用の電動工具、トースターやドライヤーと言った家電、それにシェーバーが主なラインナップだが、それらが展示されているのがこのコーナーだ。
まずは松本山雅関連の商品から見ていこう。時期的に2014年10月といえば松本山雅がJ1に昇格する前だったと思うのだが、2015年も泉精器製作所は松本山雅のスポンサーと言う事でイズミちゃんの松本山雅ユニフォームVerも健在!その中で松本山雅FCモデルを発見した。
松本山雅FCモデルといえば、受付で出迎えてくれたイズミちゃんが着ているのが松本山雅ユニフォームだ。
続いて歴代の萌えシェーバーシリーズを見ていこう。
下に見えるのは業務用の電動工具だ。ちなみにこの工具達の一部はこの松本工場で作られているとのこと。そして販促グッズもしっかり展示中。
今年(2015年)は油を使わない揚げ物機器(ノンフライヤー機)などもラインナップに登場している。身近な所にIZUMIの製品があるとイズミちゃんを思い出してしまうのでついつい購入してしまいそうだ。
製造現場に突入!
ここからが大人の社会科見学の醍醐味、工場内の見学だ。実際に見て回ると職人さんが一つ一つを丁寧に作り込んでいるのがわかる。
大きな工作機械が多数あり、中には年代物の工作機械も多い。工場と言ってライン生産的なイメージで居たのだが、職人の世界が工場内に広がっているとは思っていなかった為驚いてしまった。しかし、工作機械を扱う場所は独特の油の匂いが堪らなく良い。
一品一品精度を上げた製品が作られている様子は、製品に対しての誠実さを感じてしまった。最近流行りなのは部品は全て外注、組み立てラインは借り物、販売と商品企画だけの会社とは違う「たとえ何かあっても誠実に対応してくれる」安心感を今回の大人の社会科見学(工場見学)では感じた。
今後の「松本イズミ」の展開は?
さて、大人の社会科見学も終わり改めて応接コーナーで「松本イズミ」の今後の展開を少しだけ聞いてみた。2014年10月時点ですでに2次創作に関するガイドラインを決定しており、皆さんもご覧になったと思うが下記のような設定資料集の冊子も配布されている。(PDFはこちら:https://www.izumi-products.co.jp/products/izumi/pdf/settei.pdf)
ここ近年は「123はイズミの日」としたTwitterによるキャンペーンが1月23日と12月3日に開催されたり、秋葉原でmonoマガジンのイベントに出品したり、新製品のシェーバーが登場したりと泉精器製作所と松本イズミはますます目が離せない! 松本イズミのツイッターのフォローはお忘れなく!
【企業情報】
■企業名:株式会社泉精器製作所
■本社所在地:長野県松本市大字笹賀3039番地
■東京営業所:東京都中央区新富1-6-7
■サイト:http://www.izumi-products.co.jp/
■松本イズミ:http://www.izumi-products.co.jp/products/izumi/
■Twitter:@matumoto_izumi
※通常工場見学等は行っていない為、問い合わせ等ご遠慮ください。
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