2018年度最後のSEGAイベント『セガフェス2019』の「SEGA Fan Meet-Up 2019」レポート

2019年3月30日、31日の二日間、秋葉原のベルサール秋葉原で行われる『セガフェス2019』。その初めに行われた「SEGA Fan Meet-UP 2019」で発表された内容をお伝えしていこう。

すべてのセガファンに感謝をこめて

2019年3月30日・31日の二日間で開催される「セガフェス 2019」。会場は秋葉原のベルサール秋葉原にて行われているが、その最初のステージとなる「SEGA Fan Meet-UP 2019」で様々なことが発表された。その様子を速報でお伝えしていく。ステージには初めに株式会社セガホールディングス代表取締役会長CEOの里見治紀が登壇し、セガフェスに向けて、そしてセガ60周年に向けてのメッセージを語った。

2019年はセガグループの周年記念が多くある。15周年、20周年、25周年、特にセガサターン25周年という事でせがた三四郎も登場予定と楽しいステージも準備されている。2020年はセガ創立60周年という事で会場から拍手が。60周年は世界的にイベントを行う予定という話だ。

ゲームでオリンピックを遊ぼう

TOKYO2020のライセンスタイトル発表となった。最初にPVが公開され、まさかの金メダリストがおじいちゃん役で登場など、期待のゲームに仕上がっているようだ。

各オリンピック競技にマリオやソニックなどが出てくるようなので、SEGAのサイトをしっかりチェックしておこう。ゲームのプラットフォームも多岐にわたる。そして舞台には東京2020オリンピックマスコットのミライトワ、マリオ、ソニックが登場し会場を沸かせた。

メガドライブミニは2019年9月19日発売決定！

SEGAのTシャツに着替えて再登場した里見会長、2018年に発売予定と発表したメガドライブミニに関して再スタートを切ったと発表。

実際の実機が10台試遊台として準備しているとの事だ。価格6,980円（本体＋コントローラ1台）での販売。発売日は2019年9月19日と発表となった。

海外向けモデルも登場。欧米も19ーSep-2019での発売だ。各リージョンで内臓タイトルが異なるとの事なので期待しておこう。日本版メガドライブミニには収録タイトルについて発表があった。収録タイトルは40タイトル、日本版、アメリカ版、ヨーロッパ版、アジア版でそれぞれ異なるとの事だ。

ソニックザヘッジホッグ2、ぷよぷよ通、シャイニングフォース神々の遺産、バンパイアキラー、レッスルボール、ガンスターズヒーローズ、コミックスゾーン、レンタヒーロー、スペースハリアーII、魔導物語I、の収録タイトルが発表。かなりマニアックな構成となっているのがSEGAらしい。

新サクラ対戦発表！

1年沈黙を守ったサクラ大戦の続報が発表された。PVが発表され、会場から拍手が沸き起こった。そして、2019年冬での発売予定と発表された。そして『新サクラ対戦』プロデューサーの片野徹が登壇した。

まずはゲーム画面のレタリング画像が3点公開され、ちょっとだけゲームの話が漏れてくる。舞台は敷石の一個から、パイプの1本からスタッフが配置したらしい。街歩き自体も楽しくなりそうな気配だ。キャラクターとそのCVも紹介された。

その後、楽曲・BGM制作の田中公平、ストーリー構成のイシイジロウが登壇し3名で作品に対してのトークが広げられた。

まず田中氏より制作が実現した思いがお礼として会場へ伝えられ、2年以上前から制作の話が出ていて「またサクラの曲が書ける」というので幸せいっぱいであった心境を語った。そして短縮バージョンではあるもののサクラ大戦の曲が発表されたが、感無量の顔をしている田中氏が非常に印象的な1シーンだった。

主題歌が撃帝で行きたい、とSEGAスタッフが言ってAメロの部分がポンと出てきちゃったので今回は田中氏が曲を先に作り詩を後日広井氏につけてもらった、サクラ大戦では珍しいパターンでの楽曲となった。また広井氏からは「（田中氏の曲は）かっこいいけど切ないねぇ」と頂いたと話した。

イシイ氏はサクラ大戦を復活させたいのでアイデアが欲しい、という話を頂き、一緒に企画を立ててなんとか通したあとに広井氏にお伺いを立て、（笑顔で）許諾をいただき、今回の発表となった。イシイ氏はさらに、サクラ大戦のオリジナルスタッフの絶対やりたいという気持ちが参加した動機です、と語った。ストーリーは話したくて仕方がないのだけどネタバレになるので話せないのが、新たなる帝国華撃団の、新たなるサクラ大戦、そして旧作のファンを裏切らない作りにしている、との事だ。会場には展覧もしており、楽曲の譜面や当時のCMなどがあるので是非見て欲しい。